民主クラブが支離滅裂な修正案提出
民主クラブが補正予算に対して支離滅裂な修正案を提出
―民主以外はすべて反対―
民主クラブは議会最終日、08年度一般会計補正予算に対し、実行することができない内容の修正案を提出。その修正案が民主クラブ以外のすべての会派に反対されると、人間ドック等の補助や学校校舎の耐震診断を行うための補正予算そのものにも反対しました(大嶋議員は教育まちづくり常任委員会では賛成しましたが、本会議では反対に態度を変えました)。
修正案の内容は、小中学校の古い耐震基準の体育館(9棟)の耐震診断を今年度中に行えというもので、その理由の一つに、耐震診断の結果が悪ければ耐震化工事に対する国の補助金が増えるということを挙げています。しかし、文部科学省に提出済みの耐震化5か年計画の中に体育館は入っていないため、補助金が増える対象になりません。逆に、耐震診断のあと2年以内に耐震化工事が終らないと、耐震診断の費用に対して補助金が出ないため、市の持ち出しが増えます。また、耐震診断は業者に委託しますが、市職員が耐震設計を見据えて業者と相談し、管理をしていかなくてはなりません。その業務を行うには現在の職員体制では無理です。
こうした問題を日本共産党の鈴木智議員が、修正案提出者の一関和一議員に質疑すると、一関議員は補助金に対する間違った認識を改めようともせず、体制がとれないことについても、「職員は1人で2人分、3人分できるし、できなければいけない」などと、めちゃくちゃな答弁を繰り返しました。
民主クラブのこうした態度に、傍聴者もあきれていました。