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戸田競艇組合議会報告(やまわき紀子・かじわら秀明)

戸田競艇組合議会が10月2日に開かれ、条例改正案3件、08年度補正予算、07年度決算認定、その他1件が提案されました。日本共産党蕨市議団から、競艇組合議員の山脇・梶原両市議が出席しました。

決算認定を除く5件は即日審議・採決され、すべて可決しました。条例のうち2件は、競艇業務の民間委託を加速させるための組織変更であることから、日本共産党議員団(蕨・戸田・川口各市議団)は反対しました。他3件は全議員が賛成しました。

07年度決算認定は閉会中審査となり、10月14日に、総務・業務の各常任委員会で審議されました。07年度は、戸田競艇の施設管理を行なうためとして100%出資子会社、競艇総合管理(株)が10月に設立されました。新会社設立は「組織・人員のスリム化を図る」ことなどを目的としていることから、職員の身分が不安定となる問題点を共産党議員団はたびたび指摘してきました。昨年10月以降、組合から新会社に8人の職員が移籍しましたが、賃金は約7割に減額されています。

総務常任委員会の審議で、新会社は初年度642万円余の赤字を計上していますが、その理由は「よくわからない」との驚くべき答弁です。梶原議員は、新会社の状況を今後議会に詳しく報告することを求めました。さらに討論では、職員の身分の不安定性、出資金や新会社への委託料の使われ方が不透明であることを理由に、認定に反対しました。

同時に開かれた業務常任委員会では、日本船舶振興会への交付金がほとんど減らないうえ、その使徒も不透明であることを指摘し、日本共産党は認定に反対。総務・業務両委員会とも、他議員はすべて賛成し、07年度決算は認定すべきものとなり、11月26日の本会議で採決されます。