08年12月市議会が閉会
12月定例市議会終る
蕨駅西口有料トイレの無料化など、市長提案の議案はすべて可決
12月17日、蕨市議会12月定例会は最終日を迎え、市長提出議案8件、請願・陳情4件、意見書3件、決議1件の採決が行われました(主な議案等に対する各会派の態度と採決結果は別表の通り)。
(仮称)協同労働の協同組合法の制定を求める意見書の提出を求める請願は、全会派一致で採択。埼玉土建組合蕨戸田支部から提出された建設不況打開と資材高騰への緊急対策を求める請願書については、公明党だけが理由を示さないまま反対しましたが、他の会派全てが賛成し採択。消費税の増税政策に反対を求める陳情については賛成したのが日本共産党だけで、不採択。議会の申し合わせ事項の公開を求める内容の陳情は、提出者に事実誤認があったことが明らかになり、不採択になりました。
蕨駅西口有料トイレを無料にするための条例や補正予算等、市長提出議案はすべて可決されました。ただし、一関議員が監査委員を辞職したことに伴う監査委員の選任については、日本共産党以外の会派は染谷議員でまとまりましたが、日本共産党は議長・副議長・監査委員の3役を新生会が独占するべきではないとの立場から、染谷議員を監査委員に選任する議案の採決で、退席しました。
意見書は、(仮称)協同労働の協同組合法の制定を求める意見書、安心して医療を受けられる体制の拡充に関する意見書、中小企業対策の充実・強化に関する意見書が全会一致で可決されました。
一関議員に対する決議については日本共産党と民主クラブが退席し、可決されました。
今議会の一般質問者は14人。傍聴者は本会議に97人、委員会に8人でした。
一関議員に対する出処進退を求める決議について、
日本共産党市議団の見解
新生会・政風会・公明党から提出された「一関和一議員に対する出処進退を求める決議」についての採決で、日本共産党市議団は退席しました。これは、議会内での暴言や不穏当発言が問題であるということについては一致するものの、私的な事由をもって市民に選挙で選ばれた議員の身分に言及するべきでないこと、決議の内容にプライバシーに関わる問題があることなどによるものです。