蕨市議会3月定例会始まる
「政治・行政が総力をあげて くらしを守りぬく時」
注ip雄市長が施政方針
2月23日、蕨市議会3月定例会が開会しました。この議会への市長提出議案は条例案8件、補正予算案10件、予算案10件、人事案3件の計31件です。
毎年3月定例会は、来年度の予算の審議などで各会派がそれぞれの主張を表明し活発な議論が行われています。特に、来年度の予算については、厳しい市の財政状況ではあっても国保税や下水道料金の値上げを引き続き行わず市民生活を支えることや、蕨駅へのエレベーター設置・子ども医療費無料制度の拡大など市長マニフェストのさらなる前進が行われること、市政施行50周年記念事業関連の予算が盛り込まれることなどが表明されていて、市民からは大きな期待が寄せられています。
23日は、開会の後、会期の決定や議長報告・継続審査に対する委員長報告などが行われ、その後、市長が施政方針を表明しました。市長ははじめに今の厳しい社会・経済情勢に触れ、「背景に政治の責任があるのではないか」と指摘。さらに、「市民のくらしを支える『あったか市政』がいよいよ求められている」と述べ、「いまこそ、政治、行政が総力をあげて、市民のくらしを守りぬくべき時であり、蕨の市長として頑張りぬく」と決意を表明しました。また、12月議会などでも示してきた予算編成に関わる方針について四つの角度から述べるとともに、具体的な事業についても詳しく説明。そして、「蕨のような小さな市の出番」「どんな難局も、市長自身が市民の中に入り、率直な対話を行い、市民の皆さんと一つになって、この難局に立ち向かうならば、必ず、それを乗り越え、蕨は、今後更に限りない発展を遂げられると確信しています」と述べ、頑張りぬく決意を表明し施政方針を締めくくりました。
来年度の予算に対する市民の関心は高く、この日は82人の市民が傍聴に訪れました。今後は、本会議質疑、委員会審議、一般質問などが行われ3月23日に人事案以外の採決が行われる予定です(詳しい日程については前号で既報)。
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