介護保険料を引き下げる条例改正に質疑(志村しげる)
介護保険料を引き下げる条例改正について質疑
市会議員 志村しげる
2月27日、市長提出議案に対する本会議質疑が行われ、蕨市介護保険条例の一部を改正する条例について、志村茂議員が質疑を行ないました。
今回の条例改正は、介護保険制度が始まって初めて保険料が引き下げられる内容であり、保険料の基準となる第4段階の月額保険料は3900円(現在は3950円)になります。さらに、第4段階を@とAに分け、基準額の1・25倍となる第5段階は新第5段階と新第6段階に分け、第4段階@は基準額かける0・85、新第5段階は基準額かける1・15にし、保険料を安くする措置を採っています。
志村議員は「介護保険制度は国の制度であるため、自治体の努力だけではどうしようもないことがたくさんあるが、今回の改正は保険料の引き下げと、保険料段階を2つ増やして低所得者の保険料を安くしている点が大きく評価できる」と延べ、「介護保険給付費準備基金の繰り入れと、国からくる介護従事者処遇改善臨時特例交付金の繰り入れで保険料がいくら安くなるのか。また、保険料の段階を2つ増やすことによって安くなる金額と該当人数はどうか」と聞きました。
環境福祉部長は「蕨市が積み立てた基金の繰り入れによって月額で432円、国からくる交付金の繰り入れで76円が引き下がった。第4段階の@(合計所得金額プラス課税年金収入額が80万円以下)の人は年額で7100円安くなり、該当者は2842人、新第5段階(所得が125万円未満)の人は4700円安くなり、該当者は1491人になる」と述べました。
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