錦町区画整理会計予算に質疑(志村しげる)
錦町区画整理事業特別会計予算に質疑
市会議員 志村しげる
2009年度錦町区画整理特別会計予算について質疑しました。
錦町区画整理事業の遅れが深刻なことは、私が十数年前から指摘し続けてきましたが、当時の担当部長は「下蕨区画整理事業が終ったら資金を錦町に投入し、事業を進める」と答弁していました。しかし、下蕨区画整理が終る頃になると、中央第一区画整理事業を新たに始めたことと、それまで20億円以上蕨市にきていた戸田競艇からの配分金が5億円に下がり、錦町区画整理への繰入金は増えませんでした。そのときに日本共産党が指摘したように、中央第一区画整理事業を止めていたら、錦町区画整理事業はもっと進められたのに残念です。
2年前に市長が替わり、中央第一区画整理は見直しが決定しましたが、蕨市の財政は政府が進めた地方切捨ての「三位一体」改革で一層厳しい状況になりました。そういう中でも頼高市長は、錦町区画整理への繰り出し金を昨年度に比べて約2千5百万円増額(2年前に田中市長が編成した予算より4千7百万円増)し、事業の促進に努めました。
事業内容は家屋移転以外の必要工事として、排水路整備7500万円、舗装新設5000万円、街路築造3621万円、仮舗装3570万円等があり、家屋移転は27棟にとどまります。
一般会計からの繰り入れを今後さらに増やすことについて質すと、頼高市長は「財政は厳しいが錦町の皆さんのことを考え、一般会計からの繰り入れを増やした。今後もさらに頑張っていきたい」と答弁しました。