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防災センターと学校芝生化を視察 - 市会議員 梶原秀明

防火・防災指導実技室の説明をする消防職員さん(国内にある消防設備の99%を備えているそうで、企業内消防隊の演習も行います)
防火・防災指導実技室の説明をする消防職員さん(国内にある消防設備の99%を備えているそうで、企業内消防隊の演習も行います)
総務常任委員会は先の9月定例議会で議決された閉会中審査案件として、11月10日と11日、兵庫県内の2市で行政視察を行ないました。初日は姫路市で防災センターを、二日目は明石市で学校等の芝生化推進を、それぞれ調査しました。

姫路市の防災センターは2007年に竣工、市内(人口約53万人)の他、受託している3町分で、計58万の人口と、蕨市の150倍の広さの消防と防災を一括して管理しています。同時に、一般市民や企業が、防災機能について学習や訓練ができる施設(写真左)を備え、年間3万人ほどの市民が訪れています。総床面積約6600u、蕨市役所の1・4倍の広さからわかるように、大変規模の大きいものです。災害対策本部がいつでも立ち上げられるよう、送受信装置などがホットスタンバイ状態(写真右)にあるなど、およそ日本の最先端の機能を取り入れているという感想を持ちました。規模は全く違いますが、蕨市の消防機能を考える際の参考となりました。
ホットスタンバイ状態にある災害対策本部室の大型スクリーン - 平常時は研修会に使うそうです
ホットスタンバイ状態にある災害対策本部室の大型スクリーン - 平常時は研修会に使うそうです

二日目の明石市では、幼稚園・小学校・中学校の、芝生化事業を視察。3つの行園を見学、中学校では校長先生の話も聞くことができました。明石市の全70行園(市では28の幼稚園と28の小学校がそれぞれペアで同じ敷地にある)のうち、51行園で芝生化事業をしています。維持管理費は今年度約1100万円(昨年度約900万円)で、1校園あたり22万円ほどとなります。もちろん校庭全てを芝生化しているわけでなく、一つの小学校でだいたい、300u〜800uほどです。維持管理が課題だということで、地域のボランティアに頼らざるを得ないとの説明でした。蕨市で実施するとしたら、50uぐらいから試験的に行うこと、芝生の専門家と維持管理のボランティアの存在が必須だと感じました。