公共施設再整備再配置調査研究特別員会(第5回)行われる
10月29日、蕨市議会の公共施設再整備再配置調査研究特別員会が開催され、日本共産党からは、委員の鈴木・梶原両議員が出席しました。
初めに、これまでの審議の中で資料として提出が求められていた資料について説明、その後に質疑が交わされました。資料は、平成19年2月(前市長の時代)に策定された「公共施設再整備・再配置の方針」の中で、緊急性の高い補修などの工事費合計6億6千万円などと記されている部分の根拠・内訳を示すものや、耐震化状況や完成年度が入った公共施設の一覧表などです。緊急性が高いとされている工事の内、これまでに実施・予算化されたものが1億数1千万円程度しかないことや、耐震化については診断だけ見ても必要とされる施設の44%という進捗であることなど、改めて深刻な状況が示されました。
公共施設の維持管理については、前市長の下で問題が先送りされてきた課題であり、日本共産党市議団は問題点を指摘し対策を求めてきました。悌燻s長の下では、市政検証委員会をへて具体的な対応が検討されていますが、現在の厳しい財政状況下での財源確保など、問題は一層深刻となっています。
また、前回までの教育委員会所管の施設についての説明に続き、今回はそのほかの施設、保育園、公民館、図書館等の施設状況や利用状況について、それぞれ説明と質疑が行われました。これで、特別委員会での審議の中で、当面の状況把握が終了したことになります。
今後は、施設の再整備・再配置に関して、各委員が私案を持ち寄り、検討し合う方向で審議がすすめられます。次回(第6回)は、12月18日午前10時から行われる予定です。
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