蕨市議会3月定例会が開会 - 「あったか市政」の充実・発展に全力を尽くす - 頼高市長が施政方針表明
蕨市議会3月定例会が2月24日に開会され、頼高英雄市長が施政方針を表明しました。その後、条例案10件、補正予算案10件、予算案10件、その他2件の計32件の議案が上程されました。
頼高市長は施政方針で、更なる「あったか市政」の充実・発展に全力を尽くすことを冒頭に表明しました。次に、市政運営を進める3つの基本姿勢として、@マニュフェストの着実な前進A市財政の健全化B市民との協働をいっそう推進してまちづくりを進めることを述べました。続けて、2009年度補正予算と10年度予算の特徴および概要について述べたあと、具体的な予算の内容について3つの改革と5つの柱にそって説明しました(市のホームページに全文掲載)。
上程された新規の条例は3件で、要介護4または5の住民税非課税世帯の在宅の高齢者に毎月5千円を支給する「蕨市在宅要介護高齢者手当支給条例」や、蕨駅西口の公共公益施設3階にできる文化ホールに関して必要事項を定める「蕨市立文化ホールくるる設置及び管理条例」等です。
条例改正は7件で、こども医療費無料化の対象年齢を通院も中学卒業まで無料(10月から)にする「蕨市こども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例」や、幼稚園児5歳児の補助金を3万4千円から4万円に引き上げる「蕨市私立幼稚園児補助金支給条例の一部を改正する条例」等です。
09年度一般会計補正予算は、◆中学校校舎の耐震化工事を前倒しで実施する予算約2億4千万円◆国からくる臨時交付金を使い、保育園や南公民館、小中学校等の改修工事や、道路補修工事などに約1億円◆蕨市土地開発公社健全化のため南町3丁目の公社所有地488uを購入する予算約5億6千万円などが計上されました。
10年度一般会計予算は、蕨駅東口にエレベーター設置、学校校舎と体育館の耐震化のための耐震設計・耐震診断、LEDを使った防犯灯設置、こども医療費無料化の年齢拡大、在宅要介護高齢者手当創設、障害者の夜間保護事業(ショートステイ)実施、小学校3・4年生で35人程度学級実施、幼稚園児補助金増額、住宅リフォーム助成制度創設、市の融資制度に対する利子補給の継続と保証料補助の実施、商店街活性化事業補助金、平和都市宣言塔設置、富士見公園テニスコートを人工芝に改修、蕨駅前に新旭町公民館と文化ホール設置、錦町区画整理事業促進のための繰入金増額、北町の浸水対策のための雨水調整池設計、西公民館集会室に可動ステージ設置、消防団第4分団の待機所改修、南町地区に2箇所目の留守家庭児童指導室開設、錦町6丁目に公園新設など、たくさんの市民要求を実現する予算となっています。
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