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3月定例市議会が閉会 - 一般会計予算は一部修正で可決

3月定例市議会は23日に討論、採決が行われ、閉会しました。

市長提出議案32件のうち、平成22年度一般会計予算については、不動産売払収入のうち、土地売払代金9573万5千円を削ることと、見沼代用水路の環境整備のために1500万円を計上する修正案が出され、日本共産党以外が賛成し可決しましたが、その部分を除く予算は全会一致で可決しました。修正案に対する反対討論は鈴木智議員が、修正部分を除く原案に対する賛成討論は志村茂議員が行いました。また、3名分の退職金を計上した平成21年度水道事業会計補正予算が日本共産党以外の反対で否決されました。同議案に対する賛成討論を山脇紀子議員が行いましたが、反対討論はありませんでした。その他の30件は、すべて全会一致で可決されました。

市長提出議案の採決後、国に対する意見書5件が議員提出議案として提出され、さらに、市長から、平成21年度水道事業会計補正予算を再議に付する議案が提出されました。意見書5件は全会一致で可決。水道事業会計補正予算は再び否決されました。しかし、職員の退職金は払われねばならず、市長は、地方自治法第177条第3項の規定によって、退職金を支出することになります。職員への影響はありません。

今議会における一般質問者は13人、議会傍聴者は委員会を含めて延べ276人でした。

一般会計予算の修正案について

修正案は、塚越7丁目の市有地の半分、467uを売却することに反対するものです。塚越7丁目の土地934uは、郵便局の土地と交換するために土地開発公社が平成2年に買ったものですが、その後郵便局側の考えが変わり、交換用地としての目的がなくなりました。これまで地元町会に使用貸借されてきましたが、今回の売却に町会は合意しています。また、引き続き町会が使用する部分は、希望に沿って一定の整備が行われる予定でした。新生会・公明党・民主党は、委員会での討論で一切ふれずに賛成して、一般質問で取り上げて反対するのは余りにも唐突です。反対のための反対としか受け取れません。

見沼代用水路の改修については市長が、「見沼土地改良区と協議を行い、環境改善に市としても意を用いていく」と答えていますので、それを待つべきものであり、1500万円が適切かどうかは不明です。