蕨戸田衛生センター組合議会報告
蕨戸田衛生センター組合議員
志村茂・山脇紀子・梶原秀明
蕨戸田衛生センター組合議会3月定例会が3月11日から26日まで開かれました。
審議された議案は専決処分の承認2件と、監査委員の選任の同意について、リサイクルフラワーセンター設置基金を廃止する条例、09年度補正予算、10年度予算でした。全ての議案が全会一致で可決されました。
管理者報告や予算審議では、リサイクルフラワーセンターが2月1日から運営が開始されたこと、焼却炉延命化対策工事が平成22年度で終わること、再生家具の展示販売について等が報告されました。
リサイクルフラワーセンターは蕨・戸田両市民から持ち込まれた生ごみを堆肥化し、花を育てる事業で、「循環型社会の構築」「障がい者、高齢者の雇用促進」「衛生センターと近隣地域の環境美化」など6つの目的をもって運営されます。4月から働く人数が増え、障がい者20人(蕨市8人・戸田市12人が1日3時間、週5日作業)、福祉指導員5人(蕨市2人・戸田市3人)、高齢者等10人がセンターで作業します。施設の管理運営は有限会社、日本花の友に委託されます。花苗の生産は8万鉢を年間目標とし、持ち込まれた生ごみとの交換の他、蕨・戸田両市と衛生センターでも活用します。
焼却炉延命化対策工事は、ごみ焼却施設が稼動して2007年3月末で15年になりましたが、改築は莫大な費用がかかるため、耐用年数に達した主要機器を更新し、更に15年間現有施設を使用するための工事です。07年度から4ヵ年、約15億円をかけて工事を進めてきましたが、いよいよ10年度で終ります。
再生家具の展示販売は、市民から粗大ごみとして出された家具類を、リサイクルプラザ内にある工房で再生し、市民に入札形式で販売するもので、年3回販売しています。2月の展示は約2百点で、そのうち129点が落札されたということです。