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蕨市議会6月定例会始まる

6月定例市議会始まる
35人学級拡充のための補正予算等を上程

 6月定例市議会が1日に開会され、悌煢p雄市長が市長報告を行った後、市長提出議案の上程・議案説明がされました。
市長報告では、新たな経営戦略に係る新プラン「わらび地域力発揮プラン」の策定状況など、6点について報告されました(概要を別掲。蕨市のホームページには市長報告全文が掲載されています)。
 今議会に上程された市長提出議案は15件で、条例案8件、補正予算案1件、その他6件です。審議対象となる請願・陳情は2件(題名は議会運営委員会報告に掲載)でした。
 蕨市税条例の一部を改正する条例は、@今年の10月1日からたばこ税の税率引き上げが行われるため、法律に合わせて市の条例改正を行うこと、A民主党政権が子ども手当ての導入に当って16歳未満の扶養親族に係る扶養控除(33万円)を廃止したことと、高校授業料の無償化に当って16歳以上19歳未満の特定扶養親族に係る扶養控除の上乗せ部分(12万円)を廃止したことに伴い、扶養控除等申告書の提出に関する改正を行うことが主な内容です。
 蕨市コミュニティ・センターに関する条例の一部を改正する条例と蕨市交流プラザさくら設置及び管理条例の一部を改正する条例は、南町に2か所目の学童保育室を設置することに伴って、施設の追加及び施設名の変更を行うものです。
 平成22年度一般会計補正予算は当初予算に636万6千円を追加するものですが、主な内容は@小学校3・4年生の35人以下学級実施に必要な市費教員を、当初予算では3人と見込みましたが、4人必要になったため、不足する予算428万5千円を追加計上すること、A中央コミュニティ委員会等が行う行事「ハロウィンワールドinわらび」と塚越コミュニティ委員会等が行う「蕨市民公園桜まつり」が、地域社会振興財団交付金を受けられることになったため、コミュニティ活動促進費を80万円増額することなどです。
 その他の議案では、錦町雨水管渠築造工事の入札がされたのを受け、契約を結ぶための「工事請負契約の締結について」などが提出されました。
 今議会は、開会前に全国市議会議長会と埼玉県市議会議長会からの永年議員表彰の伝達式があり、志村茂議員が30年表彰、山脇紀子議員等2人が10年表彰を受けました。

悌煢p雄市長の市長報告概要
 1点目は、蕨市の新たな経営戦略、いわゆる新プラン「わらび地域力発揮プランー協働による都市経営を目指してー」の策定状況について。昨年12月に市民懇談会を設置し、先月8日に意見書として提出してもらった。市でプランの案を取りまとめたので、本日からその内容を公表し、1か月間のパブリック・コメントを開始した。本年8月までにプランの最終決定を行う。計画期間は平成25年度まで。
 2点目は、市立病院の平成21年度の収支見込について。平成20年度は3億900万円の赤字だったが、平成21年度は速報値で約2500万円の黒字の見込み。患者数が前年度に比べ入院部門で20・8%増、外来部門で5・5%増になった。
 3点目は、小学校3・4年生での35人程度学級について。今年度は西小、北小、中央東小、塚越小で実施し、個に応じたきめ細かな指導が行えている。
 4点目は、子ども手当支給状況について。新たに申請が必要な1984世帯に申請書を郵送し、5月31日現在1524世帯が申請した。第1回目の振込みは6月10日を予定。9月30日までに申請すれば、4月にさかのぼって支給する。
 5点目は、経済対策の2つの事業について。@市内中小企業向けの融資の利子補給について、蕨商工会議所が窓口になっている小規模事業者経営改善資金も利子補給の対象にし、6月1日から実施する。A住宅改修資金助成金交付事業(リフォーム助成)について、現在までに4件が交付決定され、助成額は36万7千円。
 6点目は、わらびチャレンジデーの結果について。当日は4万8555人が参加し、参加率が67・4%となり、対戦相手の福岡県大牟田市の63・4%を上回って勝利した。