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一般会計補正予算について志村茂議員が7項目の質疑

 志村茂議員は一般会計補正予算について7項目の質疑を行いました。その中で明らかになったことをお知らせします。
【防犯対策・放置自転車対策】 
 蕨市は犯罪発生率が県内でワースト2(表1に犯罪件数の推移等を掲載)のため、民間会社に委託して青パトで午後6時から11時まで市内をパトロールします。期間は、来年1月4日から3月31日まで毎日。
 犯罪件数の中では自転車盗が多いため、放置自転車を減らす対策として、蕨駅東口に午前9時から午後3時まで、自転車指導員12人を配置して、自転車を放置しないように指導します。期間は、来年1月11日から3月31日まで(土・日・祝祭日を除く毎日)
【住民基本台帳の変更】 
 平成24年7月から外国人登録制度が廃止され、日本人と同じく住民票が作成されるようになります。そのため、住民基本台帳のコンピューターシステムを改修する必要があるため、委託料を計上。
【生活保護費の増額補正】 
 生活保護受給者の増加により、扶助費を増額補正。生活保護は国の制度に基づくものなので、費用の4分の3が国庫負担金、4分の1が国からくる地方交付税でまかなわれます。
【ワクワク体験にぎわい館の建設】 
 蕨市にぎわいまちづくり連合会が、駅前通りの駐車場に建設される「ワクワク体験にぎわい館」を運営しますが、内装費の3分の1を市が補助します。
【錦町土地区画整理事業への繰出金の増額】 
 錦町4丁目3番にある仮設住宅5棟10世帯分を取り壊す費用と整地する費用が計上されました。土地を借りていた地主から、借地契約の継続はできないとの通知があったためです。替わりの仮設住宅建設については、財政状況も勘案し、区画整理事業に支障が出ないように配慮していくとの答弁でした。
【消防ポンプ自動車の購入費の増額】 
 水槽付消防ポンプ自動車の買い替えにあたって、最新の排出ガス規制適合車にするために、高くなる分を予算計上しました。
【市民体育館とプールの管理に要する5年間の指定管理料の債務負担行為】 
 市民体育館についてはシンコースポーツ・毎日興業共同事業体が、中央プールと塚越プールは現在と同じシンコースポーツ(株)が指定管理者の候補者になっていますが、指定管理期間5年分の支出を保証する債務負担行為が補正予算に載りました。市民体育館の指定管理料の積算内訳は、前の5年間に比べて、歳入は施設利用料や駐車場利用料の増加などで2582万4千円の増。歳出は人件費が1196万2千円増加する一方、駐車場土地借上料が市の直接負担になることや管理経費の減などで1224万3千円の減。合計して指定管理料は3806万7千円少なくなっています。市民体育館で現在働いている人たちの雇用はどうなるかという質問については、「企画提案書では、現スタッフの再雇用のために最大限の配慮を行うという提案がされている。教育委員会も、その提案が確実に履行されるよう指導・助言を行う」との答弁でした。
 中央プールと塚越プールの指定管理料の積算内訳は、こちらも人件費は上昇するものの、施設利用料やその他の収入増により、指定管理料は157万7千円減額になっています。