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12月定例市議会が17日閉会

市長提出議案はすべて全会一致で可決
12月定例市議会は17日、議案に対する討論・採決を行い閉会しました。
 「温水プールの建設を求める請願書」については、蕨市の財政状況を考えると現状では現実性がない(日本共産党蕨市議団の見解を別掲)ことから、党市議団は「趣旨採択」の動議を提出しました。しかし、動議が否決されたため、採決には退席しました。他の会派は全員が賛成しました。
 悌燻s長が提出した議案は、すべて全会一致で可決しました。
 今議会での一般質問者は11人で、新生会からは9人中3人だけでしたが、その他の会派は全員(議長を除く)が質問しました。
 傍聴者は本会議に59人、委員会に1人でした。
温水プールの建設を求める請願書について ー日本共産党蕨市議団の見解ー
 12月定例市議会に「温水プールの建設を求める請願書」が提出されました。内容は「中央プールの温水プール化を図ると共に、同プールと同様に老朽化が進む隣接のさくら保育園を一体化させ、更にこれも老朽化が進む市立図書館をも併設した複合施設の建設を提案したいと思いますので、ぜひとも実現願いますよう市に強く働きかけていただきたく請願いたします」というものです。
 日本共産党蕨市議団は、温水プールはあったほうがいいとは思っています。しかし、財政が厳しい中で、現在蕨市がやらなければならない施策として、建築して46年が経過した市庁舎の改築や老朽化した校舎・体育館の大規模改修、市立病院の改築、土地開発公社の健全化などがあり、それらより先に温水プールを建設するという選択はできないと考えています。また、保育園や図書館との複合施設化を求めるのは、温水プールの建設に条件を付けることになり、一層建設がしにくくなると考えます。
 このように、建設の見通しが立たない状況下で請願を採択するのは、請願者に過度の期待をいだかせることになると考えますので、請願者の思いは受け止めるという意味の「趣旨採択」にすべきとの主張(動議を提出)を行いました。しかし、他会派に否決されましたので、請願書の採決については退席しました。