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2010年度一般会計補正予算 鈴木さとし議員が質疑

 本補正予算案については、今年度予算の編成時と比べ一層深刻化した景気の低迷や雇用破壊といった厳しい社会経済状況の影響が表れていること、その一方で、様々な工夫や努力により、来年度実施の事業も含め市長マニフェストや市民要求の一層の実現がはかられていること、この間の財政の健全化の成果が示されていることなどが特徴です。
 以下、質疑の主な内容について紹介します。
【質】市民税で個人分は減額、法人分では増額されているが、どのような理由か。
【答】個人分では、給与収入額で500万円を超える人数が減少、それ以下の各階層が増えるなど、個人所得が全体的に減少。法人分では、危機的状況から脱したことから見込みを大きく上回った。一部の9号法人(資本金50億円以上、従業者数50人超)の影響が高い。
【質】市債の今年度末残高見込と4年間での変化は。
【答】一般会計では、約130億4100万円で、平成18年度末との比較で約6億8400万円の減。他会計等を含めた市債総額では334億5200万円で同じく28億5700万円の減となる。
【質】配偶者等暴力相談事業委託料の内容について(来年度実施)。
【答】きめ細かな交付金を財源に、月2回の「女性の心と生き方相談」を拡充し、今年度は月4回実施する。
【質】清掃総務費の印刷製本費について(来年度実施)。
【答】在住外国人向けの外国語版「ゴミの分け方、出し方」を作成し活用する。
【質】蕨駅東口エレベーター設置工事について。
【答】本体工事は完了し、タクシー乗り場の通路を1m弱拡幅するなどの外交工事を残す。3月14日の工期には完了予定。
【質】学校校舎耐震化(来年度実施)の概要と、この間の耐震化率について。
【答】西小・4期校舎、中央小校舎、中央東小・特別教室棟、二中・特別教室棟が対象。耐震化率は、(耐震工事着工前の)平成19年度末が23・7%、22年度末が63・2%となる。(本補正予算が執行される23年度末では76・3%)。