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錦町区画整理会計予算に質疑(志村しげる)

 2011年度の錦町区画整理事業特別会計予算について質疑しました。
【質】国庫補助金を1億9800万円計上しているが、平成22年度は当初予算に計上した1億7700万円が減額され、1億5980万円になった。あてにした補助金が入ってこなかった場合は事業に影響すると思うが、一般会計からの繰入金を増やすなどの対応を考えているのか。
【答】少なくなることは考えたくない。要望していく。
【質】区画整理事業を進めるうえで市債は重要な財源の一つだが、市債が減っている理由は何か。
【答】これまでの市債とは制度が大きく変わったことにより減額となった。
【質】仮設住宅の建て替えにあたって、どのようなグレードアップを図ったか。以前に、台所が狭いということやドアにインターホンがほしいということを要望したが、反映しているか。
【答】1世帯当り17u広くした。断熱効果や設備等に配慮した。台所は相当広いダイニングキッチンにした。インターホンは設置する。
【質】土地購入費が3585万9千円計上されているが、何u購入するのか。あと何u必要なのか。
【答】76u購入する。土地開発公社からの買戻しは約3759u必要。
【質】その面積を買うには15億5848万円が必要だが、今後の買い戻しをどのように考えているのか。
【答】減歩緩和のための用地なので、錦町区画整理事業の中で買い戻していく。
【質】家屋移転は何戸を予定しているか。平成20年度からの5か年計画について、「毎年約30棟の合計150棟を計画している」との答弁が平成21年3月議会でされたが、結果はどうか。
【答】平成23年度は23戸を予定している。今までの結果は、平成20年度が29戸、21年度が24戸、22年度は27戸を見込んでいる。
【質】U字溝清掃のための予算を大幅に増やしたことを該当する住民はたいへん喜んでいる。一方、街路築造費の環境整備委託料が200万円減っているが、こちらの予算が不足した場合はどうするのか。
【答】予算の中で工夫するが、万が一のときは、財政担当と相談する。
【質】街路築造工事、仮舗装工事、排水路整備工事は何mを行うのか。
【答】街路築造は12路線で859m、仮舗装は2路線で382m、排水路整備工事は92mを予定している。
【質】悌燻s長は錦町区画整理事業を推進するため、一般会計からの繰入金を平成19年度当初予算(前市長が最後に組んだ予算)に比べて1億1330万円増やしているが、市債の返済額が増えたことや仮設住宅の建替え、土地購入などの支出が新たに増えており、一般会計からの繰入金をさらに増やさないと家屋移転が思うように進まない。平成20年度からの5か年計画は計画より遅れている。そのことを市長はどう考えるか。
【市長】全体の予算編成の中で頑張って錦町区画整理への繰出金を増やしてきた。志村議員の分析を聞いていて、なるほど繰出金は増やしてきたが、区画整理全体を進めるためには、さらなる繰出金がないと大変なんだということを受け止めている。市政全体の運営の中で優先順位を付け、歳出を削減し、歳入の確保をしていけるかということに尽きる。私が市長に就任して、区画整理事業で実施する展望がない中央第一区画整理を別の都市計画に転換を図って進めているが、こういう転換が図れなければ、錦町区画整理の進捗はさらに深刻な状況になる。5か年計画についても指摘はごもっともだ。ただ、今の財政状況の中で精一杯の予算を組んだ。今後、補正予算等も含めて全体の財政状況をみて、引き続き努力する。