全員協議会で地震での被害と市の対応など示される
16日〜18日に予定されていた3月議会の一般質問は、14人が発言通告を提出していましたが、行われませんでした。震災への対応に支障が出ないよう議会として配慮したものです。
16日の議会閉会後には、全議員出席のもと全員協議会が行われ、東北地方太平洋沖地震の被害状況などについて説明を受けました。
14日の代表者会議で説明された事項(20日付で既報)以外では、計画停電の影響で市役所での各証明書の発行を一部休止、15日から「ぷらっとわらび」を運休(25日から運行再開)、14日から義援金募金箱を公共施設に設置すること等が追加して説明されました。
以下、議員の質問と担当者の答弁などを紹介します。
議員 川口では防災無線で緊急地震速報が流れたが、
蕨ではなかったのはなぜか。
答 総務省の計画で、蕨市でシステムに放送が連動するのが6月となるため。
議員 防災無線が聞こえにくいが対策はどうか。
答 今後は、商店街の有線放送も使えるようお願いしていく。故障している箇所については確認する。
議員 一人暮らし高齢者等への対応はどうか。
答 地震後に民生委員がそれぞれ訪問。緊急連絡システムは停電時に使用できなくなることも連絡した。
議員 計画停電などの情報の広報はどうか。
答 市にもマスコミ報道程度の情報しかないが、市民に分かりやすく伝えるよう努力する。インターネット、ケーブルテレビの他、各公民館等にも掲示している。
議員 水道・市立病院の自家発電用燃料の確保状況は。
答 水道は、備蓄はあるが、補充については業者に要請している。病院は、1日3時間として20日分を確保。しかし、非常電源を使用できるのは病棟などの一部で、外来は一般電源を使用。
議員 福島原発事故での避難者の受け入れについてはどうか。
答 近隣の対応を参考に検討する(その後、23日より交流プラザさくらで、震災避難者受け入れの受け付けを開始)。
議員 ゴミ収集への影響は。
答 収集は現在も続けていて、衛生センターは稼働している。
議員 節電のため自動販売機の自粛は考えないか。
答 業者に相談する。また、商店街の街路灯については間引きをお願いする。
蕨市からのお願い 市民に節電を呼びかけ、公民館は夜間の使用を行わないよう呼び掛けている。富士見公園野球場・テニスコートの夜間照明も自粛をお願いしている。
また、計画停電の影響により証明書などの発行業務が行えない時間帯がある。ご理解をお願いしたい。