蕨市議会臨時会行われる
議長など改選後の役職を決定
7月25日から27日までの会期で、蕨市議会臨時会が行われました。この議会は、6月5日投票の市議選で選出された議員による初めての議会で、市長提出議案1件の審議が行われた他、議長などの役職や各議員が所属する常任委員会などが決められました。
市長提出議案は、錦町4丁目地内の雨水管渠敷設工事を1億4253万7500円で発注する契約についての議決で、発注先は一般競争入札において最低制限価格(注)で落札した三ツ和総合建設業協同組合です。この議案に対して榎本和孝議員(無所属)は、「最低制限価格が3年連続で的中されるのは不自然」などと質疑し反対。しかし、担当部長は、毎年同様の工事が発注され事後に予定価格と最低制限価格が公表されているので、指摘のような事例は起こりうることであり問題はない、と答弁。その後、榎本議員からの反論はなく、具体的な問題点は示されないままでした。この議案に、日本共産党市議団は、鈴木智議員が総務常任委員会での質疑をもとに討論。地域環境の改善と雨水対策の効果があり住民から求められている事業であること、入札事務では現在行い得る不正競争防止策が取られていることを示し、円滑な事業推進を求める立場を示して賛成しました。採決では賛成多数で可決されました。
(注)最低制限価格
落札額の下限で、下回る額での入札は失格となる。蕨では予定価格の75%とされている。
役職については、日本共産党共産党蕨市議団は25日に行われた議長選挙では志村茂議員に、副議長選挙では鈴木智議員に、農業委員選挙では山脇紀子議員に投票しましたが何れも及びませんでした。また、27日、議会から一関和一議員(民主)を監査委員に選任することに同意を求める追加議案が提出されましたが、議会内の役職について全会派による民主的な協議が行われていないため、党市議団は採決に退席しました。
臨時議会で決まった主な役職と日本共産党議員の所属は以下の通りです。
議長 今井良介(新生)
副議長 池上智康(新生)
総務常任委員会
鈴木 智
環境福祉経済常任委員会
委員長 志村 茂
山脇紀子
教育まちづくり常任委員会
梶原秀明
戸田競艇組合議会
総務常任委員及び議会運営委員 梶原秀明
業務常任委員 志村 茂
蕨戸田衛生センター組合議会
総務常任委員 鈴木 智
業務常任委員及び議会運営委員 山脇紀子
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