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市議選後初めての定例議会 - 9月議会はじまる

9月1日、蕨市議会9月定例会が開会しました。市長から提案された議案は条例案2件、補正予算案2件、人事案2件、契約案1件、その他1件、決算認定10件の計18件です。また、蕨市平和を守る会など市内の8団体連名による「原発からの撤退を求める国への意見書を求める請願」など、3件の請願も提出され審議されます。

会期の決定や議長報告に続き、悌煢p雄市長が6点にわたって市長報告を行いました。その中で東日本大震災後の対応について述べ、市独自の放射線量調査では「安全な数値が確認」されているとし、9月6日以降は、新たに市民から要望のあった箇所についても測定し、市民の安心につなげていくことなどを報告。他にも、小学校へのエアコン設置は耐震補強工事中の学校を除き1学期中に設置・稼働されていること、「くるる」1階に開設した「わらびネットワークステーション」の利用が広がっていること、高齢者の肺炎球菌ワクチン及び子宮頸がん予防ワクチンへの公費助成の進捗状況、蕨市アウトメディア宣言の制定について、8月26日の集中豪雨での蕨市内の被害状況等(詳細は「トピック」参照)について述べました。また、「市民の皆さんと心を一つにして、困難に立ち向かい、そして夢と希望あふれる蕨のまちづくりに全力で取り組んでまいりたい」と報告を締めくくりました。

今議会は市議会議員選挙後の新しい任期での最初の定例議会であり、各会派や議員がどのような立場や見解で、議案審議や一般質問に臨むのか注目されます。特に、決算認定では、市立病院の累積赤字を解消するなど健全な財政運営を引き続き行いながら、子ども医療費無料制度の中学卒業までの拡大や、蕨市独自での小学校3・4年生の35人学級の実施、蕨駅東口へのエレベーター設置など、数々の市民要求を実現し、多くの市民から歓迎されてきた悌燻s政に対する各議員の評価が問われます。

なお、9月議会初日の傍聴者は22人でした。日本共産党蕨市議団は、ぜひ傍聴をと呼びかけています。