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12月定例市議会が閉会

市長提出議案はすべて全会一致可決
議会改革特別委員会を設置

 蕨市議会12月定例会は12月16日、議案の討論・採決を行った後、蕨市選挙管理委員会委員選挙と同補充員選挙が行われ、議員提出議案1件、特別委員会設置の動議1件を審議し、閉会しました。
 前議会から継続審査となっていた「費用弁償に関する請願」は、再び継続審査となりました(日本共産党は採択すべきとの立場から、継続審査に反対しました)。
 「TPP(環太平洋連携協定)に参加しないことを求める請願」は、山脇紀子議員が賛成討論を行い、日本共産党と「無所属」が賛成、民主党が退席、新生会と公明党が反対で、不採択になりました。
 「水害対策の推進を求める請願」は、梶原秀明議員と「無所属」の議員が賛成討論を行い、民主党が退席、新生会と公明党が反対して不採択になりました。
 市長提出議案はすべて全会一致で可決しました。
 議員提出議案は法律の改正に伴う項目番号の変更で、全会一致で可決しました。
 動議は「議会改革推進特別委員会」を設置するもの(関連記事を別記載)で、「無所属」の議員が反対、新生会、日本共産党、公明党、民主党の賛成で可決しました。議会閉会中の継続審査として、7項目について協議を行います。次回の開催は2月6日(月)、午前10時からの予定です。日本共産党の委員は、志村茂、梶原秀明両議員です。
 今議会の一般質問者は16人。議会傍聴者は、本会議に述べ87人、委員会に2人でした。
議会改革推進特別委員会について
 6月の市議会議員選挙の前から新生会、日本共産党、公明党、民主党の各会派間で、議会改革について協議しようということになっていました。それを具体化するため、9月定例市議会の会派代表者会議で、特別委員会を設置して協議しようということになり、今議会での設置になりました。
 協議する項目は、10月末までに協議を希望する項目を提出(追加提出は12月定例市議会前まで)してもらい(「無所属」からは催促しても提出がなかったということです)、その中から7項目を当面の協議事項にすることにしました。定員については、日本共産党は9人を主張しましたが、他の3会派が8人を主張しましたので、8人になりました。設置期間は、今回改選された議員の任期中とし、定例市議会が開会していないときに審査(閉会中の継続審査)します。
 7項目は次の通りです。@費用弁償について
A政務調査費について
B本会議等のインターネット中継等について
C一般質問について
D議会基本条例について
E政治倫理条例について
F予(決)算常任委員会の設置等について
 このほか、日本共産党が協議を求めた項目は次の通りです。
◆ケーブルテレビの放映時間を延長するように申し入れること
◆議案質疑の傍聴者に資料を配布すること
◆議員提出議案の質疑における質問席と答弁席を改善すること
◆土・日に議会を開催すること
◆議員が公共施設を借りて議会報告できるようにすること
◆議事録の公開をもっと早くすること
◆議会だよりの発行を早めること
◆議長車を廃止すること