蕨市新年度予算の概要が説明される
蕨市新年度予算の概要が説明される
―公共施設の耐震化や中学校全教室にエアコン設置など、たくさんの市民要求が盛り込まれる―
蕨市の平成24年度予算案が概ねまとまったことから、議会各会派に24年度一般会計予算(23年度補正予算を含む)の概要が説明され、日本共産党蕨市議団は1月27日に説明を受けました。
固定資産税の評価替えにより市税収入が約3億円減収になるなど、一般会計予算は前年度比でおよそマイナス6億円になるということですが、それでも市民要求はたくさん実施される見込みであり、借金の返済も進めるということでした。
新規事業と拡充する事業の一部を紹介します。
【総務費】
◎土地開発公社健全化のため、庁舎第2駐車場(旧郵便局跡地)を買い戻し(約6億8千万円。補正予算)
◎自主的に防犯活動を行う団体が購入する防犯用品等に補助金(平成26年度までに1回限り。上限5万円)
◎蕨市にぎわいまちづくり連合会が実施している地域支え合い事業のポイント制度を活用し、町会などで行う地域貢献活動に商店街で利用できるポイントを付与
◎各コミュニティ委員会等が行う事業への補助を継続(中央と塚越分は県補助がなくなるので、市単で各10万円を増額)
【民生費】
◎交流プラザさくら正面部分のブロック舗装を改修
◎レスパイトサービス事業への助成金を減額せずに継続(平成22年度利用者)
◎学童保育の保育時間を午後7時まで延長(実施時期等詳細については調整中)
◎地域子育て支援センターを、新たにくるみ保育園で実施(場所は南町児童館)
◎保育園の耐震補強に向け、さくら・みどり・さつき各保育園の耐震診断を実施
【衛生費】
◎子宮頸がんワクチン接種助成を継続
◎ヒブワクチン接種助成を1回7千円に増額して継続
◎乳幼児肺炎球菌ワクチン接種助成を1回8千円に増額して継続
◎太陽光発電システム等に対する補助金を新設(太陽光発電システム10万円、太陽熱利用システム5万円、ガスエンジン給湯器5万円、家庭用燃料電池5万円)
【農林水産業費】
◎わらびりんごを活かした商品開発を目指し、園芸緑化研究会に10万円を補助
【商工費】
◎住宅リフォーム助成制度の予算を増額
◎蕨駅西口広場のイルミネーションをLED化
【土木費】
◎わらび公園再生基本計画に基づく実施設計を委託
◎南町桜並木のサクラの木の延命措置を試験的に実施
【消防費】
◎自主防災組織の基盤強化のため、防災機材等の購入に対し20万円を限度に交付(平成24年度限り)
【教育費】
◎35人程度学級を小学校6年生まで拡大
◎各中学校の普通教室及び特別教室にエアコン設置
◎東小、西小、南小、塚越小各体育館の耐震補強工事及び大規模改修(補正予算)
◎北小、中央小、中央東小、一中、東中各体育館の耐震補強(大規模改修含む)工事設計を委託
◎北町公民館の靴箱・スリッパを改善