「地域経営」の研修に参加 - 市会議員 かじわら秀明
県南都市問題協議会(県内3市議会で構成)の地方分権研究部会は17日、地域政策プランニング代表の福田志乃氏を招き、川口の市民ホールフレンディアで研修会をおこないました。
テーマは「地方分権と地域経営」。氏は、「地域の自立と生き残りが問われる時代に入っている」と説きます。和歌山県の林業再生、三鷹市の市民自治、神戸市の震災復興など、自身の自治体コンサル事例について説明しました。グローバルの視点で地域を経営することや、他都市のまねではなく、その都市こその街づくりの大切さ、地方政治の先進国としてスウェーデンをあげていることなど、参考になりました。三鷹でもスウェーデンでも、多様な市民の意見を集約し、施策優先度を含め、市民が納得できるところまで議論しているとのことで、学ぶべきでしょう。
氏は「これまで3百の自治体を調査してきたが、そのうち生き残るのは半分」とも述べます。これに象徴されますが、農山村・漁村などの切り捨てには頓着しない姿勢も見受けられました。「都市間競争にもっといそしみなさい」と説教するような内容であり、閉塞感ある今の社会状況では、このような主張が、一部の議員には心に染みてしまうのだろうと感じました。
|