【3月議会】蕨市議会3月定例会始まる - 悌燻s長が施政方針表明行う - 新年度予算にたくさんの市民要求が反映
蕨市議会3月定例会が2月23日に開会し、陳情1件が所管の委員会に付託された後、悌燻s長による施政方針表明が行われました。続いて新年度予算など38議案が上程され、議案説明がされました。
施政方針表明では最初に、間もなく1年になろうとしている東日本大震災にふれ、引き続き震災からの復興に力を尽くすこと、原発事故による放射線への対応では、国より厳しい独自基準を定め、詳細測定と除染、給食食材の調査を行ってきたが、
今後も必要な対応をとると述べました。
続いて平成24年度予算編成における3つの基本方針について、第1に、新しいマニフェストで示した3つのビジョンを具体的な形にする重点事業に取り組む、第2に、平成22年度に策定したわらび地域力発揮プランに基づいて協働のまちづくりを本格的に推進する、第3に、市財政の健全化を進める、と述べた後、予算編成の第1の基本方針の3つのビジョンごとに重点事業の説明を行いました。
第1のビジョンの「安全安心のまち」では、@学校体育館の耐震化と大規模改修を24年度と25年度の2か年で終了させる。A水道などライフラインの強化として、水道管の更なる耐震化と中央浄水場の設備の更新。B自主防災組織への支援を強め、24年度は20万円の特別助成金を交付する。
第2のビジョンの「にぎわいと活力あるまち」では、@今年の3月に蕨市中心市街地活性化協議会が設立される見込みなので、24年度は「中心市街地活性化計画」の本格的な実施の年にする。A空き店舗有効活用事業を拡充する。B町会が行う地域貢献活動に対するポイント制度を創設する。C中山道にある歴史民俗資料館分館を文化と食の交流拠点としての活用を目指す。
第3のビジョンの「子どもとお年寄り、障害者に優しいまち」では、@特別養護老人ホームの整備を進める。A中学校にエアコンを整備する。
続いて、第2・第3の基本方針の内容を述べた後、平成24年度一般会計予算の具体的な内容を説明しました。
最後に、昨年9月に北町の佐野千恵子さんからの寄付金1億円は、北小学校体育館の全面リニューアル(改修)に活用すると述べ、行政に対する市民の信頼を更に高めるため力を尽くしていくと結びました。
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