【3月議会】3月定例市議会が閉会
学校校舎の耐震化、中学校のエアコン設置などを実施する一般会計予算は全会一致可決
3月定例市議会は22日、請願・陳情及び議案の討論、採決を行い、閉会しました。
「議員の費用弁償を、廃止または実費清算方式にすることを求める請願」は、2011年9月定例会に提出された後、新生会、公明党、民主党の3会派が継続審査にしていたものですが、今議会では同3会派が反対し、不採択になりました。日本共産党は、鈴木智議員が賛成討論を行いました。
「年金支給額切り下げ中止等を求める意見書の提出を求める陳情」は、日本共産党の梶原秀明議員が賛成討論(内容別掲)を行いましたが、他の3会派が反対し、不採択になりました。
介護保険料の改定を行う条例改正は、1人が反対しましたが、日本共産党の山脇紀子議員が「蕨市は基金を活用して値上げを抑えている。さらに、保険料段階を増やし、低所得者の負担軽減に努力している。保険料が上がるのは、介護保険会計への国の負担分が少ないためで、日本共産党は政府に国庫負担の引き上げを要求している」と、賛成討論を行い、可決しました。
2011年度一般会計補正予算は、日本共産党以外の3会派が修正案を提出。修正内容は、土地開発公社から約6億8千万円の土地を買い戻す予算を減額し、その分を財政調整基金に繰入れるもので、日本共産党は鈴木議員が質疑と反対討論を行いました(関連記事別掲)。採決では、3会派の賛成で修正案が可決し、修正部分を除く補正予算は全会一致で可決しました。
一般会計予算は、11年度補正予算で耐震補強工事が予算化(工事は12年度)された4校以外の学校体育館を13年度に耐震化するために、12年度に耐震補強設計をすることや、中学校すべての普通教室にエアコンを設置する予算などが盛り込まれており、全会一致で可決。その他の議案も、すべて全会一致で可決しました。
今議会の一般質問者は13人、傍聴者は延べ154人でした。
なお、議会閉会後に、議会改革推進特別委員会の次回開催日について協議が行われ、4月27日午前10時開会に決まりました。