衛生センター組合議会報告(やまわき紀子・鈴木さとし)
5月15日、蕨戸田衛生センター議会が開催されました。やまわき紀子・鈴木さとし市議が衛生センター組合議員で参加しました。
議題は、議員報酬の変更で、期末手当を競艇組合などに合わせて年間0・4か月引き下げるものです。委員会の審議で、これまでの経過などについて質疑応答があり、本会議では全会一致で可決されました。
また、悌煌ヌ理者の報告の中では、東日本大震災で生じた大量の廃棄物(がれき等)の受け入れ依頼が各地の処理施設にされている問題で、蕨戸田衛生センターとして「条件が整えば受け入れたい」と回答したことについて詳細な報告が行われました。悌煌ヌ理者は、これまでは最終処分場の自治体の意向などから「受け入れは困難」としてきたこと、県の実証実験により放射線量は基準値より大幅に低いと確認されたことや各地の自治体の受入れ動向を勘案し、蕨戸田衛生センターでも受け入れ可能性について検討し「条件が整えば受け入れたい」との回答を行ったことなどを説明。また、受け入れる際に判断の基準となる5条件(以下はその概略)を示しました。
@国・県の働きかけにより、組合の焼却灰を処分している全ての最終処分地域の住民・自治体・事業者の理解が得られること。A国・県の知見により、組合施設周辺に住む市民の安全性が確認され理解されること。B廃棄物は放射性物質及びその他の有害物質に汚染されていないこと。C受け入れは業務量が増える時期を避けるため平成25年2月以降とすること。D災害廃棄物の受け入れは、通常の処理能力の範囲で行うこと。
東京電力の電気料金値上げについては、組合への影響は使用料で年間337万円と試算されるが、昨年の延命化工事によってセンター施設での自家発電の効率が上がったことで基本料金を低く変更でき、値上げ以上の減額(同437万円)が見込まれること、さらに夜間の余剰発電分の売却を事業者と協議していくことなども示されました。
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