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【6月議会】蕨市議会6月定例会始まる - 孤立死防止対策など市長報告

蕨市議会の6月定例会が6月4日開会しました。今議会に提案された議案は、条例案1件、補正予算案1件、人事案1件、契約案2件の計5件。初日は、これらについての提案説明が行われました。条例案は国民健康保険税条例の一部改正で、東日本大震災に係る被災住居用財産の敷地に係る税の軽減措置の延長。補正予算案は、県の緊急雇用創出基金補助金の追加採択が受けられたことに伴い、夜間防犯パトロール委託(10月〜3月)等を全額県費で追加計上する内容。契約案件は、市役所庁舎の空調工事の請負契約を締結することと、高規格救急車を取得するものです。

悌燻s長は市長報告で、市長としての2期目をスタートさせて1年、「新あったかプラン」が着実に前進しているとし、7万市民の幸せと全国に誇れるまちづくりに全力をつくすと決意を述べ、6点についてこの間の取り組み等を報告しました。以下はその概略です。

@市内5会場で行われた市長タウンミーティングには昨年より218人多い380人の参加。約60項目の意見・質問が寄せられた。

A福島第一原発事故に伴い蕨市が負担した経費(放射線測定機購入費用など)1342万7615円を東京電力に請求した。

B複数年にわたって学校給食費を滞納し、納付資力がありながら再三にわたる納付相談等の呼びかけに応じない5世帯について、悪質滞納者判断基準に該当すると判断し、支払督促をさいたま簡易裁判所に申し立てた。その後4世帯からは支払い意思が示された。

C4月1日に市内アパートで45歳の男性が孤立死の状態で発見される事件が発生。その後、「孤立死防止のための対策検討委員会」を設置し、これまでの取り組みに加え、郵便局などとの協定を活用した見守り、町会等の協力での地域の見守りなどを盛り込んだ報告書をまとめた。

D待機児童解消に向けた認可保育園の増設について。県内他市でも認可保育園を運営している企業から錦町地区内に認可保育園建設の申し出があった。市として、待機児童が多い低年齢児の定員を多くするなどの要請を行い、定員105人の整備計画ですすめられることとなった。平成25年4月の開園予定。

Eわらびチャレンジデーは参加率63・1%で、愛知県碧南市に勝利することができた(トピックス参照)。