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【6月議会】公正な公契約のあり方、猛暑対策、福祉理美容券等の改善について質問
市会議員 鈴木さとし


◆公正な公契約について
【質】公契約(工事や委託事業等、国や地方自治体など公的な機関を相手に結ばれる契約)での低価格競争の弊害に対し、「公契約条例」制定の動きが広がる。蕨市で制定する考えは。
【答】国の法整備が重要。今後も、国や他の市町村の動向を注視し、研究したい。
【質】(市が予定した)設計価格と実際の落札額の比率はどの程度か。
【答】工事の落札率ではH23年度は一般競争入札で78・6%、指名競争入札で85・8%、委託ではH22年度で84・2%であり、公正な競争の結果と考える。
【質】この原因について、請負業者の人件費や下請け単価等が適正か確認できる報告制度は現状ではない。改めて条例制定を求める。また、条例制定以前でもできる労働者の賃金確保や建設業退職金共済制度(建退共)の活用に向けた対策をお願いしてきたが、対応は。
【答】設計労務単価は入札参加者心得への記載、市ホームページへの掲載で周知。また、建退共は、被共済者の氏名を明記させる様式に報告を見直し4月から運用。今後も指導強化を図る。
【答】この間、改善への努力があったことを評価。建退共未加入者の是正等、さらに踏み込んだ対応を。
◆猛暑対策について
【質】(高齢者・乳幼児・学校・保育園・学童保育での対応を質問し答弁を受け上で)高齢者については一般的な広報ではなく、対面での注意喚起・情報提供等が必要。また、公民館ロビー等を避暑に開放する取り組みはどうか。
【答】熱中症対策、家庭の節電対策の一環として「クールオアシス蕨」でロビー開放などを行う。
◆福祉理美容券・入浴券
【質】、現制度は市役所から離れた高齢者にとっては不便。通年で公民館窓口で交付する等の対応を。