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9月定例市議会の議案について事前説明される

9月定例市議会が8月31日に開会されますが、事前の議案説明が各会派に行われ、日本共産党市議団は20日に説明を受けました。

予定されている市長提出議案は15件で、条例案2件、補正予算案2件、契約案2件、決算認定9件です。

条例案の1つは「蕨市市民参画と協働を推進する条例」で、愛称は「みんなで創るわらび推進条例」です。条例案の作成に向けて昨年7月に市民懇談会を立ち上げ、今年の2月までに7回の会議を行い、素案を決定。今年5月9日から1か月パブリックコメントを実施。その間、パブリックコメントの一環として条例素案に対する意見交換会(蕨市で初の試み)を開催しました。そうした手順を踏んで作られた条例案は、市民と市は情報を共有する(第3条)ことを基本原則に明記し、市の責務として市民に対して市政に関する情報を積極的に提供する(第5条)、審議会等の公開、及び市民を審議会等の委員に選任するときは公募による委員の選任を含める(第8条)、市政に係る重要事項について市長が必要と認めれば住民投票を実施する(第9条)、市民は協働で行う事業について市に事業提案できる(第11条)、など積極的な内容になっています。

もう1つの条例案は「蕨市火災予防条例の一部を改正する条例」で、電気自動車等に供される急速充電設備に関して18項目の設置基準を定める法令の変更があり、それに伴っての条例改正です。現在、蕨市で該当するものは無いということでした。

一般会計補正予算では、厚生労働省のポリオ予防接種の方法が変更になり、生ワクチンから不活化ワクチンになったことで回数が2回から4回になったこと、及び集団接種から個別接種に変更になったことにより2413万3千円の増額になっていることなど、全体で4358万9千円の予算増額がされています。

介護保険特別会計補正予算は前年の給付実績により、歳入で繰越金を、歳出で積立金を増額する内容です。

契約案は2件とも南町ポンプ場合流改善施設設置に係る工事請負契約の締結についてで、機械設備と電気設備に分かれています。

決算認定は、一般会計、特別会計6件、企業会計2件、計9件の会計について提出されます。