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【9月議会】蕨市議会9月定例会はじまる

「市民参画と共同を推進する条例」の提案内容、静岡県湖西市との災害時相互応援協定締結など 悌煢p雄市長が報告

 8月31日、蕨市議会9月定例会が開会しました。今議会の市長提出議案は、条例案2件、補正予算案2件、契約案2件、決算認定9件の計15件です。また、埼玉土建組合蕨戸田支部から提出された「建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める請願」も審議されます。
 31日の本会議では、会期の決定や議長報告に続き、悌燻s長が6点にわたって市長報告を行いました。主な内容は以下の通りです。
 1点目は、今議会に提案された「蕨市市民参画と協働を推進する条例(愛称:みんなで創るわらび推進条例)について。市民が主役の活力あるまちをつくることを目的に、昨年7月から市民懇談会で検討してまとめ、5〜6月のパブリックコメントなどを経て提案したこと、議会の議決を得た後はパンフレットの全戸配布など来年1月1日施行に向けた準備を進めることなどを説明しました。
 2点目は、「蕨市老朽空き家等の安全管理に関する条例」の制定に向けた取り組みについての報告で、市民から寄せられている防犯・防災上の相談や、条例の内容などについて説明し、パブリックコメントを経て12月議会に上程する予定を示しました。
 3点目は、留守家庭児童指導室(学童保育室)の保育時間を8月から午後7時まで延長したこと、4点目は、市内在住の75歳以上を対象にコミュニティーバス「ぷらっとわらび」の運賃を9月17日敬老の日から無料とし、そのための無料パス交付を行っていること(9月からは安全安心課で)。5点目は今年度から始まった家庭用太陽光発電などへの設置費用補助について、すでに前期分の予算額に到達したため申請を終了し、10月1日より後期分の受け付けを始めることなどが、それぞれ報告されました。
 最後に6点目として、災害時の相互応援協定を、現在締結している群馬県片品村に加えて、新たに静岡県湖西市と締結したことを報告。湖西市は被害想定地震が東海地震であり蕨市と同時に被災する可能性が少ないこと、距離は300qで職員派遣なども比較的対応しやすいこと、人口規模は6万2千人とほぼ同規模であること、協定の特徴としては通信障害のために相手からの応援要請がなくとも、独自の情報収集により必要があれば独自に応援を開始できる内容を含んでいることなどが説明され、合わせて、自然豊かな湖西市の特徴を生かし、文化交流や青少年交流などでより関係を深めていきたいとの考えも示されました。
 9月議会の会期は28日まで。本会議質疑は6日、一般質問は24日〜26日です(先週号で既報)。日本共産党蕨市議団では、多くの皆様に傍聴に来ていただきたいと呼びかけています。