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いぜん厳しい戸田競艇事業 - 2011年度は4億円強の配分金・戸田競艇議会報告 - 市会議員 やまわき紀子・かじわら秀明

戸田競艇組合(蕨市・戸田市・川口市で構成。管理者は神保戸田市長)の定例会の本会議が10月2日に行われ、2011年度決算認定が議題となりました。審査は閉会中の9日に、総務常任委員会、業務常任委員会、それぞれで行ない、日本共産党議員団は、業務常任委員会で決算認定に反対しました。他の議員などの賛成で、決算は次の本会議で認定するものと決まりました。

11年度の競艇事業は、約597億円を収入(前年比約66%増)したものの、前年に予定された特別レースが繰り越されるなどの特殊事情による増収で、厳しい状況は続いています。委員会の質疑では、スタンド棟4階の閉鎖による経費節減や、増加傾向にある電話投票の拡大策、登録従業員は現在195人(15人減)で、退職不補充の方針のもと120人程度にまで減らす考えであることなどが説明されました。蕨市への配分金は、右記の事情により、10年度の1億7500万円から、11年度4億2500万円に増えました。しかし12年度予算では3億円です。

日本共産党は業務委員会の質疑と討論で、事業が厳しい中で日本船舶振興会には約11億9千万円もの交付金を11年度に支出し、その使途も明確でないこと、交付金の見直し(減額)のため振興会に働きかけることなどを求めました。