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第5回議会改革特別委員会報告(志村茂・梶原秀明)

第5回議会改革特別委員会が開催
−開かれた議会・情報の共有を議論−
 市会議員 志村しげる
 市会議員 かじわら秀明


第5回議会改革推進特別委員会が10月30日に開催され、議会基本条例に載せる条文について意見交換しました。

当日は、過日に特別委員会の川島委員長から、30日に協議する項目として示されていた「開かれた議会・情報の共有」に関する9項目プラスその他について各会派の意見を述べ合いました。各項目と、それに対する日本共産党蕨市議団の考えは次の通りです(かっこの中が日本共産党の考えです)。

一、会議の公開の対象について(@常任委員会、A特別委員会、B議会運営委員会、C全員協議会、D会派代表者会議、E議会だより編集委員会、についてすべて公開する)

二、市民参加の内容について(@公聴会制度や参考人制度を積極的に活用することを明記する。A請願者・陳情者が委員会で意見を言えるようにする。B市民数人に議会モニターを受けてもらい、意見を聞く制度をつくる。C議会で重要なことを決める場合(例えば議会基本条例の制定等)には、パブリックコメントを行うことを明記する。)

三、議長・副議長選挙の立候補制について(議会の役職は、各会派に民主的に配分する必要がある。それが行われていない中での立候補制はあまり意味がないので、どちらでもいい。)

四、議会だより編集委員会の位置付け・役割の明記について(議会だよりの充実と改善は常に心がける必要があるので、議会だより編集委員会の位置付け・役割を条文に明記する。議会だより編集委員会を常任委員会にしてもいいと思う。)

五、インターネットによる中継等、多様な広報手段の活用について(本会議及び常任委員会を、@インターネット中継する、Aケーブルテレビで中継する、B庁舎内のロビー等でモニターテレビで見られるようにする、ことを実施する。)

六、傍聴者に配布または貸与する資料の内容について(議案の事前説明のときに各会派に配布している資料を、本会議と委員会の傍聴者に配布する。本会議質疑のときは、質疑通告の内容を議員と傍聴者に配布する。予算書・決算書は閲覧できるようにする。)

七、議会ホームページをどのように充実するかについて(「議会だより」と同様の記事をなるべく早く市議会ホームページに載せる。)

八、議会報告会の開催について(3月定例会後と9月定例会後に開催し、1年間で2〜5か所で開催する。議員はどこかの会場に1人1回参加する。)

九、市民との意見交換・市民参加の会議の開催について(各種団体や公募した市民との懇談会を年に数回開催する。懇談会には、3つの常任委員会が順番に参加する方式がいいと思う。)

十、その他について(議会だよりの発行時期を早める。議会に関する市民アンケートを行う。)

この十項目についてすべての会派から考えが述べられました。次回(第6回)の委員会で、意見の違うところを議論することになりました。また、すべての協議が終わらなくても、すぐに実施したほうが良いものについては会派代表者会議で協議してもらうように、委員長から議長に要請することになりました。