蕨市新年度予算の概要が説明される
耐震化工事が終了した
南小体育館
〜公共施設の耐震化や、学校図書司書配置などたくさんの市民要求が盛り込まれる〜
蕨市の平成25年度予算案が概ねまとまったことから、議会各会派に25年度一般会計予算(24年度補正予算を含む)の概要が説明され、日本共産党蕨市議団は1月28日に説明を受けました。
一般会計予算は厳しい編成過程にあったものの、前年度よりも4億円の増額で214億円前半となる見込み。認可保育園の増設や、学校体育館や保育園の耐震化工事の実施、公民館の耐震診断など市民要求がたくさん実施される見込みです。
新規事業や拡充する事業の一部を紹介します。
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【総務費】
◎防犯灯設置等工事で新設・取替で合計100基分(すべてLED)を計上
◎東日本大震災被災団体派遣事業では宮城県山元町へ一年間職員を派遣するための往復交通費
◎土地開発公社健全化のため、庁舎第2駐車場1650・13?の一部425?を買い戻し(24年度補正では800?を買い戻し)
◎自主的に防犯活動を行なう団体が購入する防犯用品等に補助金(平成26年度までに1回限り、上限5万円)
◎蕨にゆかりのある著名人を蕨PR大使として任命し情報発信する。PRグッズの作成。
◎協働事業提案制度では、市民活動団体から提案された事業を審査・選定し補助金を交付
◎安全安心きれいなまちづくりポイント事業奨励費では、町会で行う地域貢献活動参加者に対し商店街で利用できるポイントを付与
◎町会掲示板設置費補助金では新設のほか、要望の多い建替えについても補助
◎震災等による戸籍正本の滅失を防ぐため、市が管理する戸籍データを法務局が遠隔地に設置するサーバーへ保管し管理するためのシステム修正
【民生費】
◎障がい者サービス利用計画作成の対象拡大にあわせ市が指定する事業者への委託料を増額
◎地域活動支援センターのうち市内にある施設に対する補助を増額
◎軽度・中等度難聴児の補聴器の購入費用に対し補助
◎市内に特別養護老人ホームを設置するため、その用地の確保に協力する者に対して、用地の固定資産税及び都市計画税の課税額に相当する額を交付(24年度以降5年間分)
◎北町地区B館を北小学校内へ仮移転する費用(体育館耐震補強等のため)
◎民間保育室が増えているため過程保育室委託料増
◎さくら保育園の耐震補強設計委託
◎みどり、さつき保育園の耐震補強工事
◎25年4月より錦町地区で民間認可保育園「アートチャイルドケア蕨保育園」の運営に係る委託料及び補助
【衛生費】
◎第2次健康わらび21計画を推進するためモデル地区の指定や講演会を実施
◎子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンを全額公費助成で継続
【労働費】
◎求職者のカウンセリングや面接のアドバイスを実施(2ヶ月に1回)
【土木費】
◎市が空き家として指定する物件を解体した者へ1棟あたり上限30万円補助。空き家等で財産相続人がいない場合に、家庭裁判所への相続財産管理人を申し立てる費用
◎緑川橋りょう架替工事の設計
【消防費】
◎全分団にエンジンチェーンソーを配備
◎自主防災組織のリーダー養成講座を実施
◎防災行政無線の難聴地域調査を市内全域で実施
【教育費】
◎学校図書館の本の選定・整備及び図書館を活用した授業の補助のため司書の資格を有する臨時職員を全体で3名配置。
◎南小学校校庭改修、各小学校トイレ改修
◎北小、中央小、中東小、一中、東中各体育館の耐震補強工事及び大規模改修(補正予算)
◎二中体育館の床改修と非構造部材の耐震設計
◎東中のプール改修
◎放課後子ども教室を4月より実施(24年度は5月実施)
◎わらび学校土曜塾を東小、西小、南小で実施。小学3〜6年生を対象に隔週土曜日の午前9時半〜11時半に開設。各校30名見込み。
◎東・西・南公民館の耐震診断委託
◎図書館に防犯カメラ設置、25年度より平日が祝日となる日を開館(月曜除く)◎市民体育館の1階トイレ