病院運営審議会報告(かじわら秀明)
蕨市立病院運営審議会が2月5日に行われ、委員として出席しました。主な議題は、2011年度病院事業会計決算、12年度上期中間決算概要、経営改革プランの進捗状況です。
11年度決算については、昨年9月議会ですでに認定されていますが、震災の影響などで患者数が減った実態などの説明がありました。12年度上期(昨年4月から9月)については、入院患者、外来患者とも前年同期から増加していること、特にここ数ヶ月は、病床利用率が70%を超えていることなどが説明され、震災の影響を脱し経営が回復しています。入院では内科と産婦人科、外来では小児科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科が顕著に伸びています。産婦人科の業務量増については、近隣市の産科が閉院した影響もあるとのことです。これらの結果、12年度上半期の損益は、約1億3758万円の黒字(前年同期比5702万円増)となりました。出席した委員(うち4人は医師資格を持つ)から、病病連携・病診連携、常勤医師採用状況、救急患者の受け入れ方針、ジェネリック医薬品への対応など、病院経営の観点から活発な意見・要望が出されました。常勤医師(昨年4月に1人増えて現在14人)については、4月に1名の採用を内定しているとの説明がありました。