日本共産党蕨市議団の視察報告(2)
岩倉市の高齢者福祉を学ぶ
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岩倉市庁舎前にて
党岩倉市議団(左)と |
民主わらび前号の報告に続いて愛知県岩倉市の高齢者福祉について報告します。
岩倉市は市の面積約10平方?、人口約4万8千人、高齢化率21・6%、名古屋市のベッドタウンとして人口が増えた市です。参考になった高齢者福祉施策を紹介します。
◆家具転倒防止器具の取り付けサービス=対象者は?65歳以上の1人暮らし?75歳以上の夫婦世帯?重度心身障害者だけの家庭。無料。所得制限はない。岩倉市シルバー人材センターと契約し、その会員が取り付けを実施する。利用者は6件(平成23年度。以下同じ)。
◆生活支援型給食サービス=対象者は右と同じ。安否確認も行うため、土日も含め毎日夕食を手渡ししている。1食650円で業者に委託。自己負担は340円。利用者は128人。
◆紙おむつの支給=対象者は市民税非課税世帯で要介護4または5の人を在宅で介護している家族。6450円の利用券を年間12枚支給。利用者は6人。
◆徘徊高齢者家族支援サービス=対象者は要介護・要支援の認定を受け、徘徊行動のある人の家族。認知症高齢者等に端末機を持たせ、徘徊時に家族がパソコンや携帯電話からセコムのホームページにアクセスするか電話で位置情報を入手し、捜索する。または、セコムに保護を依頼することも可能。入会金と充電用付属品セットを市が負担。その他は自己負担。利用者は3人。
◆すこやかタクシー料金助成=85歳以上の高齢者に基本料金と迎車料金チケットを年間24枚支給。利用者は556人。利用率43・5%。
◆リフトタクシー料金助成=対象者は市が認定したねたきりの人や要介護4または5の在宅の人。リフトタクシー料金の半額を助成(上限5千円。月1枚)。利用者は12人。利用率50%。
視察終了後に日本共産党岩倉市議団と懇談しました。議会改革特別委員会の委員長を日本共産党の議員が行っており、参考になる話しがたくさん聞けました。
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