index
【3月市議会】蕨市議会3月定例会が開会 - 頼高英雄市長が施政方針表明 - たくさんの市民要求が予算に盛り込まれる

蕨市議会3月定例会が2月25日に開会しました。最初に会期を3月25日までとすることを決定したあと、年金者組合蕨支部の都秋支部長から提出された「政府に対して年金2・5%の削減中止を求める意見書の提出を求める陳情」を環境福祉経済常任委員会に付託し、次に??英雄市長が施政方針表明を行い、その後、市長提出議案36件の上程と提案説明がされました。

議案は、条例案15件、補正予算案9件、予算案9件、人事案1件、その他2件です。条例案の主なものは、蕨市将来構想を議会の議決すべき事件として定める条例、蕨市水道事業鉛製給水管改修基金条例、蕨市手数料条例の一部を改正する条例(低炭素建築物新築等計画の認定等事務に係る手数料を新たに定める)です。人事案は、戸田第二小学校長等を歴任した加藤正明氏を蕨市教育委員に任命しようとするものです。

頼高市長の施政方針表明は次の内容でした。
◆北朝鮮が2月12日に3回目の核実験を強行したことに対し、抗議文を送った。

◆被災地では今なお31万人を超える人々が、不自由な避難生活を余儀なくされている。蕨市職員を1年間、宮城県山元町に派遣するなど、被災地支援に取り組んでいく。

◆政府は、緊急経済対策を柱とする13兆1千億円にのぼる大規模な補正予算を編成したが、蕨市もこうした補正予算を活用すべく、現在、新たな補正予算の編成作業を進めている。まとまり次第、議会に追加提出したい。私は、賃上げや雇用の拡大により、市民が豊かになってこそ、本当の意味での景気回復が図られると考えており、そうした方向での景気対策が進むことを強く期待している。同時に、市民生活は依然として厳しい状況が続いていることから、今後とも市民の暮らしを守る自治体の役割をしっかり果たすべく、市政運営に当たる決意である。

◆昨年は、学校体育館の耐震化と大規模改修、中学校全教室へのエアコン設置、75歳以上のぷらっとわらび無料化など、約束した施策を着実かつスピーディに推進できた。その結果、新マニフェストの進捗率は実施済みと着手を合わせて87%となった。

◆私は市長就任以来、市民の暮らし重視、新たな施設建設から公共施設の保全・長寿命化への転換、市財政の健全化との両立など、蕨の未来を展望し、様々な改革を進めてきたが、特に、重点的に進めている公共施設や水道の耐震化・長寿命化は、防災対策としてはもちろん、日本社会が直面している社会インフラの老朽化への対応としても、大変意義あるものと考えている。

◆平成25年度予算編成の基本方針は、「新あったかプラン」で示した3つのビジョン実現に向けた重点事業に取り組むことなど4項目。

◆第1のビジョン「安全安心のまち」実現に向けた重点事業は、公共施設の耐震化や自主防災組織への支援等。学校の耐震化率は25年度中に100%になる。

◆第2のビジョン「にぎわいと活力あるまち」では、昨年12月に「中央第一まちづくりプラン」を決定したが、25年度は、西口商店街通りの魅力ある商業空間の創出に向けて、都市計画の手続きを進め、26年度からの事業開始を目指す。

◆第3のビジョン「子どもとお年寄り、障がい者にやさしいまち」では、市内3か所目の特養ホームの具体的な整備が進められる。障がい者のグループホームを整備する事業を進める。わらび学校土曜塾を開設する。

◆一般会計予算は、前年度と比べて3億4千万円多い213億6千万円。

(具体的な施策をたくさん述べましたが、紙面の都合でカットします。全文が市のホームページに載っています)