【3月市議会】学校体育館耐震化を前倒し計上、特養ホーム建設へ補助 - 蕨市一般会計補正予算に質疑 - 市会議員 かじわら秀明
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土地公社から一部買い戻す市庁舎第二駐車場 |
2012年度一般会計補正予算は、補正額約22億円の増です。国の補助金等が確定したことと、施策や工事の実績による補正です。3月1日の本会議質疑等で明らかになった、主な施策と答弁を報告します。
北小・中央小・中央東小・一中・東中の学校体育館の耐震化・大規模改修工事、約10億9千万円
【答】(13年度の予算計上を予定していたが、12年度補正予算に)前倒し計上することで地方財政措置が有利になる。躯体と非構造部材の耐震化、トイレ改修等をおこなう。北小体育館は佐野千恵子基金の活用で、既存設備の全面交換等も予定。学校行事にできるだけ影響のないように、工事スケジュールを考えたい。
南町地内に建設予定の、特別養護老人ホームに関して蕨市は、建設奨励費として、土地所有者の?沖プロサーブに、固定資産税・都市計画税相当分として約378万円、5年間で約1889万円補助します。
【答】昨年11月に埼玉県が、運営主体の社会福祉法人に対し設置を認めた。今後は、今年秋に工事着工、14年夏に竣工、15年4月開設予定。施工者が決定しだい、近隣住民説明をおこなう見通し。
旧郵便局跡地を土地開発公社から買い戻し、財政健全化を図ります。
補正で跡地の2分の1を約3億2983万円で、13年度当初で4分の1を約1億7523万円で買い戻します。
【答】土地利用の運営を切り替えたことで年間400万円の収支が改善した。土地開発公社補助金は、公社借入金の借り換えにより利息が下がり、約1584万円支出が減った。
基金残高と借金残高
基金の12年度末残高は約37億5千万円で、11年度末より3億5千万円減っています。佐野基金1億円を北小体育館の改修に使うことと、公共下水道整備基金を雨水調整池築造工事に使うことが主因です。
借金は、全会計で、11年度末約328・83億円、12年度末約327・48億円で、1年で約1・35億円減ります。
保育施策では、11年度に新しい認可保育園(けやき保育園)が開設しましたが、待機児童は、解消にはいたらず、家庭保育室の入室が増えています。待機児童対策として13年4月に新たな認可保育園が開設します(詳しくは次号「13年度当初予算質疑」記事で報告)。
【答】12年度最終の待機は、76人。(昨年同期113人で、37人減)。12年度に4つの家庭保育室が開設し、2月1日現在4室に47人が入室している。
市庁舎の空調設備工事
【答】一般競争入札により約1億2980万円で落札し、契約差金約4780万円を減額補正した。燃料費は年間140万円程度節約できる見通し。
県道旭町前谷線(通称・市役所通り)
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工事が進む県道旭町前谷線(市役所前) |
【答】現在、道路改良、電線地中化などの工事を実施中。今後は、電線地中化にともなう管の敷設などを予定し、完成は2013年度と、埼玉県から聞いている。
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