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【3月市議会】鉛製給水管改修基金条例について質疑 - 市会議員 鈴木さとし

以前より、各地の水施設で一部に鉛が使われ、健康への影響が懸念されるという問題が指摘されてきました。蕨市でも、日本共産党市議団などが議会で対策をとるよう求めてきましたが、鉛管の多くは個人敷地内の水道メーター前後50?部分であり、個人の所有物であることから改修はなかなか進まない状況でした。

そのため蕨市では、改修が必要な各家庭に費用の一部を補助する制度を定めて推進を図ることとし、補助制度に必要な財源を安定して確保するための基金設置を条例として提案したものです。3月1日に行った質疑では補助制度の内容についても聞いています。

その概要は以下の通りです。
【鈴木】鉛製給水管はどの程度残っているか。
【水道部長】平成24年度の調査では残存率が23・6%であり、全体で6300件程度と認識している。

【鈴木】補助制度の内容と要件などについてどうか。
【水道部長】平成25年度から34年度の10年間が計画期間。市内の鉛製給水管が残っている契約者に、改修費用の2分の1を補助(限度額2万5千円)する。水道料金を完納していること、水道料金を口座振替しているか、振替を行おうとしていることが条件。

【鈴木】口座振替を条件にすることは違和感を感ずる。進捗状況によっては要件の見直しも必要ではないか。
【水道部長】公営企業として経営の安定も大切であり要件とした。しかし、最も重要なのは鉛管の解消であり、状況によって検討する。

【鈴木】個人所有の施設への補助を行ってでも、鉛管解消をすすめる方向を打ち出した点を評価し期待する。