【3月市議会】2013年度蕨市一般会計について、やまわき紀子議員が56項目を質疑
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4月に開設する新保育園(錦町1丁目) |
2013年度蕨市一般会計予算について、やまわき紀子議員が、予算に盛り込まれた新しい施策の内容や蕨市の財政状況について、56項目の質疑を行いました。以下、一部を紹介します(年は平成で表記)。
【歳入】
●市税収入の見込み
個人分は、見込みほど落ち込みがなかったので24年度実績よりも増額。法人分は、収益が改善する法人があるが、法人税率引き下げの影響が大きく減額計上とした。
●市債残高はどうなるか
すべての会計と土地開発公社を含めた25年度末借り入れ残高は、約325億5700万円。24年度末見込みより約1億1900万円の減となる。
【総務費】
●防犯灯設置等工事
新設57基、取替43基の計100基をLED型へ変更し、電気料金は一灯あたり約50%の減額となる。
●大震災被災地派遣事業
宮城県山元町へ一年間職員を派遣する交通費を計上。派遣職員を出す部署には職員を補充する。
●自主防犯組織活動補助金
これまで町会11団体、PTAその他2団体の計13団体から申請があり、防犯ジャンパー・反射ベスト・帽子・懐中電灯・腕章等に1回限り、上限5万円補助した。今後は、町会26団体、PTAその他11団体へ案内する。
●協働事業提案制度とは
公募により市民活動団体から提案されたテーマで事業を審査・選定し、30万円を上限に補助金を交付。
●町会掲示板設置費補助金
今年から新たに建替え5基と新設5基を見込む。
●ゾーン30の指定地域と次年度からの計画は
県道川口蕨線、三和中央通り、西仲通り、緑川で囲まれた南町地域。27年度は、三和中央通り、下蕨本通りから戸田市境までの地域が指定される。
●コミバス運行事業補助金
75歳以上の方の無料パスは対象者数約7千人に対し1230人が交付を受け、利用者数は前年同月比で12〜19%程度増加。
【民生費】
●保育園の耐震化
さくら保育園の耐震診断を実施しIS値は0・62となり耐震補強設計を委託。みどり・さつき保育園は耐震補強工事を行う。
●民間保育園の管理運営費
民間認可保育園「アートチャイルドケア蕨」(写真)の運営への国・県・市の補助金を計上。新年度は69人の入園承諾者。
●自立支援医療の権限委譲
18歳未満の障害をもつ児童を対象とした育成医療が県から市に権限委譲され、270万円の4分の1が市の負担となる。
●相談支援事業委託料
障がい者サービス利用計画を、26年度までにすべてのサービス利用者が作成することになっており、25年度は新規サービス利用者に加え、現在サービスを利用している人の半数を対象。市内では3か所の事業者。
●地域活動支援センター事業補助金の対象と金額は
糸ぐるまに1200万円(約450万円増)、パン工房いちょうに1433万円の補助。
●難聴児補聴器購入補助金
身体障害者手帳の対象とならない軽度・中等度の18歳未満の難聴児を対象に、補聴器購入費の3分の2を助成する。対象3人分計上。
●重度心身障害者医療費の窓口払い廃止の対象拡大
現在70歳未満の受給者を対象に窓口払いを廃止しているが、25年度からは蕨戸田市内の医療機関ではすべての方が対象になる。
●子ども・子育て支援事業計画策定基礎調査委託料
25年度中に基礎調査を実施し、26年9月をめどに計画策定する予定。
●学童保育の入室予定
中央70人、中央東37人、南町A31人、南町B52人、塚越43人、塚越東41人、錦町40人、北町A53人、北町B34人、計401人。延長保育は52名が利用。
●保育園の不承諾者数
122人。24年度は不承諾者183人だったが待機児童は41人となった。
●家庭保育室の入室児童数
市内家庭保育室10施設、市外9施設に198人が在室。所得に応じて特別助成金を92人に助成している。
【衛生費】
●予防接種委託料
自己負担をなくし、子宮頸がんワクチン1050人、ヒブワクチン2300人、小児肺炎球菌ワクチン2300人を見込む。
●妊婦一般健康診査
対象者は600人見込む。一般財源化されるが、引き続き14回助成する。
●地球温暖化対策等設備費補助金の実績
太陽光発電システム30件、太陽熱温水器1件、家庭用燃料電池装置18台、雨水貯留施設2件の実績。
【商工費】
●空き店舗有効活用事業
中央1丁目に1店舗が新たに開店し、25年度も4店舗を目標に実施する
●住宅リフォーム助成
24年度は22件助成、142万円、市内業者への工事発注額約3860万円で、事業効果は約27倍となった。
【土木費】
●老朽空き家等解体事業補助金
所有者等不明の空き家等について、相続財産管理人選任を申し立てる費用と、対象物件を解体した者へ1棟あたり上限30万円補助、2棟分見込む。
●緑川橋りょう架け替え
第一中学校脇の緑川にかかる橋りょうの架け替え工事に伴うボーリング調査、土質試験データをもとに実施設計を行う。
●中央第一土地区画整理事業見直し委託
昨年、事業を中止する対応方針とまちづくりプランを決定し、都市計画の変更作業をすすめていく。権利者へ見直し状況を周知する。●駅西口地区まちづくりコンサルティング委託料
計画素案を作成し、事業成立性の検証をすすめる。
【消防費】
●自主防災組織のリーダー養成講座
災害図上訓練や避難所で起こる様々な対応を模擬体験する避難所運営訓練を実施し、市内37自主防災会より概ね各3名、計100名程度の参加を予定する。
●防災行政無線の難聴地域調査委託料
市内38ヶ所の防災無線固定局すべてでデータ解析し、スピーカーの方向修正や増設等を検討する。
【教育費】
●学校図書館に司書配置
各中学校区に1名の計3名を配置し、担当する小中学校を巡回。1日4時間、週3日、年間125日の勤務で時給930円。
●小学校の35人程度学級
西小4・5年生、南小4・5年生、北小3・6年生、中東小6年生で実施見込み。
●学校施設の耐震化率
市長就任時の19年度は23・7%だったが、25年度末で100%を達成する。
●小中学校校舎等改修工事
南小学校校庭改修に2880万円と各小学校のトイレ改修を行う。二中体育館の床塗装と、非構造部材の耐震設計委託を計上。
●わらび学校土曜塾開始
東小、西小、南小で実施。順次、全ての小学校に広げる。小学3〜6年生を対象に隔週土曜日の午前9時半〜11時半に開設。一学期各校30名程度見込み。
●公民館の耐震診断
25年度は東・西・南公民館の耐震診断、26年度耐震設計、27年度耐震工事を進める。他館についても順次計画的に進める。
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