index
都市計画審議会行われる

5月24日、今年度第1回の蕨市都市計画審議会が開催され、日本共産党市議団の鈴木智議員も委員として出席しました。

今回の都市計画審議会の議案は、「蕨都市計画都市計画区域の整備、開発、及び保全の方針(整開保)の変更について」と「蕨都市計画区域区分の変更について」。どちらも埼玉県が決定する計画に関わるものです。全市域が市街化区域となっている蕨市では、「区域区分」については実質的な変更はありませんが、「整開保」については、全面的な変更が提案されました。これは、これまで県の「整開保」が各市町村の事業名も含めて具体的に規定していたのに対して、「地域の自立性・自主性を尊重する立場から、包括的な表現に改める」ものとされたことによるものです。蕨市の場合、これまでは、中央第一区画整理事業や駅西口再開発などの事業が記され計画に位置づけられていましたが、新しい「整開保」では、まちづくりの基本的な考え方・方向性のみの記述となります。中央第一地区のまちづくりについて見直しをすすめる蕨市の取り組みにも合致する方向です。

審議の中では、県の示している都市の考え方についての解釈を問う質問などが出されました。また、県の「整開保」に具体的事業名が記されなくなることから、「市町村の『整開保』が必要ではないか」との質問も出され、市担当者からは、「今進められている長期計画策定審議で検討される部分もあり、今後検討する」との考えが示されました。

なお、今回諮問された2議案は、どちらも異議なく賛成となりました。