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【6月市議会】6月定例市議会が開会

6月定例市議会が3日に開会し、市長報告(記事後掲)と市長提出議案の上程・議案説明がされました。

今議会における市長提出議案は条例案4件、補正予算案1件、契約案3件、その他1件の計9件です。請願・陳情は、蕨戸田歯科医師会から出された「蕨市民の歯と口腔の健康づくり推進条例(仮称)の制定を求める請願書」1件でした。

条例案は4件とも法律の施行及び改正に伴うもので、蕨市税条例の一部を改正する条例は、平成26年度から35年度までの10年間、個人市民税の均等割を500円引き上げる内容です(全国の自治体が行う緊急防災・減災事業の地方負担分を賄う増税策として国が法改正をしたもの。個人県民税の均等割も500円引き上げられていますので、合わせて1000円の負担増が10年間続くことになります。日本共産党は法律の改正に反対しましたが、自民・公明・民主などの賛成で2011年11月に成立しました)。

補正予算案は、一般会計の予算を3064万4千円増額するもので、歳出の主なものは次の通りです。財源は、国庫補助金830万7千円、県補助金2032万5千円などです。

◎10月1日から3月31日の午後4時から10時まで、「青パト」による夜間防犯パトロールを委託します。
◎錦町の「田んぼの学校大収穫祭」への補助金を増額し、50万円にします。
◎消費生活センターの備品(自転車等)を購入することと、消費生活事業に関係する経費(高齢者・若者向け啓発品等)を増額します。
◎幅員4m未満の道路の測量等を行い、狭隘道路拡幅整備事業を推進します。
◎U字溝蓋掛け工事(錦町2丁目)と舗装道補修工事(北町1丁目及び塚越2丁目)を追加します。

契約案は、東中・北小・一中の体育館の耐震補強工事及び大規模改修を行うための工事請負契約で、各々が2億円前後の工事です。

その他は、平成24年度の錦町区画整理事業で、仮設住宅の建替工事が年度内に終わらなかったため、25年度に繰り越すことを専決処分したことの承認を求めるものです。

頼高市長の市長報告(要約)

6月5日で、2期目の市長就任からまる2年を迎える。新マニフェストの進捗率は92・7%となった。今後とも、7万市民の幸せと蕨の発展に向けて全力を尽くす。

市政について6点報告申し上げる。
(一)市長タウンミーティングに前回を上回る385人が参加。市民からのご意見、ご提案を、今後とも可能な限り、市政に反映したい。

(二)蕨駅開業120周年事業。4月29日の苗木市でのイベントにつづき、7月13日から15日の記念イベントなど盛り上げていきたい。

(三)風しん予防ワクチン接種費用の一部助成を始めた。3日から申請を受け付け、4月1日にさかのぼって助成する。

(四)学校土曜塾に3小学校で計82人が登録した。「楽しかった」の感想もあり、順調なスタートがきれたと思う。来年度には全小学校で開設したい。

(五)障害者グループホームの整備。応募の法人を審査した結果、「障害者の自立を考えるあしたの会」を事業者として決定した。事業開始予定は2015年4月。

(六)5月29日のわらびチャレンジデーは参加率72・7%。相手市の甲斐市が73・9%で勝利はできなかったが、健康づくりに取り組んだ素晴らしい結果だった。これからも市民とともに健康づくりを図っていきたい。