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パートナーシップわらびの視察研修湘南DVサポートセンターの取り組みを学ぶ - 市会議員 やまわき紀子

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男女平等推進市民会議では、5月14日、藤沢市市民活動センターにおいて湘南DVサポートセンター理事長の瀧田信之氏から、活動状況をお聞きしました。

湘南DVサポートセンターは、暴力や虐待によって人権が侵害されることなく、だれもがいきいきと暮らすことのできる社会をめざして1999年に設立されました。瀧田氏はアメリカに渡りDAPが開発したプログラムを日本にはじめて持ち込み、カウンセリングやワークショップに取り入れ、いじめ、虐待、DV、ハラスメント等の被害者支援と予防教育に取り組んでいます。DVをうけた女性や子どものアドボカシー(代弁者)となって自立にむけた中長期的な支援計画を提示し、支援しています。また、暴力を未然に防ぐためには10代からの教育が重要と考え、いじめ防止プログラムを現在、年間30校で450クラスに入り授業を展開しています。授業では、スクールバディ研修(中学生)、ユースリーダー養成講座(高校・大学生)、指導者養成講座(成人)へとつなげて行き、毎年60〜70人の人材育成にも力を入れているとの話しでした。被害者にあらゆる場面(学校、役所、病院、裁判所等)に寄り添って支援する体制は素晴らしいと思いましたが、カウンセリング料が一時間8千円という値段には驚きました。最後に、地域で私たちはどんな活動をしていけばいいのか聞いたところ、子どもは信頼できる大人に出会うことで必ず回復することができる。地域で心配な子どもがいたら、気づいて、行政など相談機関につなぐ役割を担うことが大切だといわれました。いじめ防止プログラムを実際に体験してみたいと思いました。