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国民健康保険運営協議会で昨年度決算を承認 - 梶原秀明市議が質疑

蕨市国民健康保険運営協議会(植田富美子会長)が、8月22日に市役所内で行われ、(一)会議の公開について、(二)平成24年度国民健康保険特別会計決算が議題となり、いずれも、全委員の賛成で承認しました。

(一)は、今年4月に「(愛称)みんなでつくるわらび推進条例」が施行され、各種の会議を公開することを定め、本協議会も公開の対象になったことから、公開要綱を定めたものです。会議を公開すること、傍聴者は最大6人とすることを決めました。

(二)は、歳入合計約7840百万円、歳出合計約7673百万となり、歳入は対前年比6・2%増、歳出は7・8%増です。頼高市長は、国保税を抑える観点から、一般会計から国保会計への繰り入れをしていますが、「その他一般会計繰入金」は、23年度の595百万円から24年度685百万円へ、約9千万円増えました。

会議の冒頭で頼高市長があいさつ。「国保は皆保険制度の要、市民の健康を守る要であり、一般会計からの繰り入れも行い円滑な運営をしている。医療費は、高齢化と医療の高度化により増えている」と述べました。

決算に梶原市議が質疑した概要は次のとおりです。
【梶原】収納率が4年連続改善しているが、どのような対策をしてきたか。
【納税推進室長】支払能力のある滞納者には差し押さえも行う。それにより他の税を含め約1億1200万円換価した。一方、支払い能力の乏しい人には、きめ細かな納税相談をしている。

【梶原】国保税収入が減少傾向だが、その原因は。
【医療保険課長】2008年のリーマンショック以降、被保険者の所得が減少していること、被保険者が微減傾向であることが原因だと考えている。

【梶原】これまでと比べ、高額療養費の伸びが12%強と高いが、その原因は。
【医療保険課長】入院患者が増えた。医療の高度化の他、薬剤の長期投与を要する疾病が増えたことも要因の一つと考えられる。

※会議では、他の委員からも、医療費の増化傾向について、配布資料をもっと分かりやすくしてほしいとの要望など、多くの意見・質問が出されました。