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蕨市議会9月定例会はじまる

2012年度決算認定など
16議案が上程される

 8月30日、蕨市議会9月定例会が開会しました。会期末の9月30日まで、市長提出議案の審議や一般質問などが行われます(日程については先週の「民主わらび」で既報)。
 頼高市長が行った市長報告の主な内容は、?行政運営にかかわる長期計画「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンの策定について、市民意識調査や基礎調査、庁内での検討、学識経験者・公募委員等による審議会等を経て素案がまとまり、今後さらにパブリックコメント等を経て12月議会に提案予定であること、?「スケアード・ストレイト教育技法」をもちいたスタントマン実演による交通安全教室が行われ盛況だったこと、?公園等における花いっぱい運動推進功労者表彰を行ったこと、?商店街活性化事業費補助金を拡充。商店街の街路灯全てLEDにした場合は現行の2分の1から3分の2に電気代補助を引き上げること等を通して、商店街街路灯のLED化を促進し活性化につなげたいと考えていること、?蕨駅開業120周年記念事業のメインイベントである「わらてつまつり」が行われ多くの人出でにぎわってこと。?かねてからの招待を受け、国際青少年キャンプに合わせて友好都市ドイツ・リンデン市を訪問してきたこと、の6点です。 
 その後、提案説明が行われました。今議会への市長提出議案は全部で16件です。この内、条例案は「市長等の給与の臨時特例に関する条例」「職員の給与の臨時特例に関する条例」「子ども子育て会議条例」「ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例」の4件。「…給与の臨時特例…」は、来年3月までの職員等の給与削減が内容です。国の「要請」によるものですが、地方交付税の削減等による事実上の国の押し付けであり、このやり方に対しては国会や全国の自治体からも批判が上がっています。6月議会で可決し実施している市もありますが、蕨市では職員組合との協議を重ね、合意に基づき9月議会での提案となりました。「子ども…」は法に基づく機関の設置、「ひとり親…」は窓口払いの廃止が、それぞれの内容です。
 他の議案は、補正予算案が一般会計と国保特別会計の2件、人事案は教育委員会委員選任の同意1件、2012年度の各会計に関する決算認定9件です。