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総務常任委員会視察報告 - 行政評価システムの運用、フィルムコミッション事業を視察 - 市会議員 鈴木さとし

鈴木市議=5日、合志市役所前
鈴木市議=5日、合志市役所前
総務常任委員会は、11月5日に熊本県合志市、6日に熊本市を訪れ、行政視察を行いました。

合志市での視察テーマは「行政評価システムの運用」について。市が総合計画に基づき行う施策評価に対して、市議会、市民による総合政策審議会がそれぞれ審議を行い、評価を実施する仕組みを学びました。毎年4〜6月、行政は第2期基本計画での26本の施策ごとにマネジメントシートを作成。7〜8月に議会と審議会はそれぞれ、マネジメントシートに基づき審議し評価。指摘事項などをまとめます。10月以降に行政は、これらの評価を受け、来年度の施策方針や予算策定を行うというサイクルです。また、行政は施策課題とは別に、753本の事務事業についてもマネジメントシートを作成し公表。これにより、施策評価や同時期に行われる議会の決算審議がより具体的な資料に基づき行われることとなります。市民に開かれた運営として大変興味深く説明を聞きました。一方、導入までの研修などの労力、各種マネジメントシートの作成に関わる行政・職員の労力、立場が異なる議員の中で統一した評価・見解をまとめることの難しさ、市民の関心度などの課題も率直に語られ、参考となりました。

熊本市での視察テーマはフィルムコミッション事業。熊本市では、県の「くまもとフィルムコミッション」と連携し、「くまもとフィルムオフィス」を市役所シティプロモーション課内に立ち上げ、活動しています。これは、くまもと青年会議所が長年取り組んできた事業を県と市とでそれぞれ継承したもの。市では、熊本市内での撮影を対象に、撮影支援、許可手続支援、エキストラ支援、広報、誘致などの活動を展開しています。行政が行うことのメリット、デメリットとともに、映画などの制作会社から遠いという条件での売り込みや、撮影隊支援の難しさなども語られました。