議会運営委員会の視察報告（市会議員 志村しげる）
蕨市議会議会運営委員会は２月４日〜５日、議長・副議長を含めて８人で愛知県豊田市と北名古屋市を訪れ、議会基本条例及び議会改革に関することを中心に視察を行いました。
豊田市は面積が約９１８平方?、人口約42万人の中核市です。豊田市議会は21年５月に豊田市議会基本条例を制定しました。
その後、議会基本条例の実効性を高めるため、議会基本条例第15条（市民の議会活動への参画の確保）の取組方法について調査研究する議会活性化特別委員会を平成22年５月に設置。?議会報告のあり方?シンポジウムのあり方?市民意識の把握の３点について調査研究をし、23年２月に提言をまとめました。続いて23年５月に議会活性化推進特別委員会を設置し、前述の提言を踏まえて、23年度に地域市議会報告会を２回、市民シンポジウムを１回、市民意識調査を企画課が実施する市民意識調査に合わせて実施しました。さらにその結果を踏まえて次年度以降の取組について調査研究を行い、地域市議会報告会については予算決算審査が行われる３月・９月定例会を基本に年４回実施する提言が24年２月に行われ、25年度は４月に２か所、11月に２か所で実施しました。
北名古屋市は面積が約18平方?、人口約８万人です。北名古屋市議会は議会基本条例を平成19年12月に全会一致で可決しました。
当時は意見がまとまらなかった議会報告会は平成24年10月から年２回（４月と10月）実施していること、インターネット中継については、平成25年９月定例会から本会議・常任委員会・特別委員会を録画中継していることなど、議会改革が続けられていることが説明されました。
両市議会の議会改革に関する具体的な取り組みが学べて、たいへん参考になりました。
