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多発する火災への対応など、活発な議論 - 蕨市消防委員会‐鈴木議員が出席

蕨市消防本部
蕨市消防本部
2月18日、蕨市消防委員会が開催され、2014年度の消防費歳出予算等について審議しました。

予算では、消防費(他課が主管する水防費、災害対策費以外)の概略とともに、庁舎の洗面脱衣室の改修工事や30m級はしご車のオーバーホールを行うこと、災害時応援協定を結んでいる静岡県湖西市への消防委員・消防団役員等の日帰り視察を予定していること等が報告されました。審議を通して、オーバーホール期間中の高層建築火災では、事前協議を行い、戸田・川口からの協力で万全の態勢を取る等が示されました。

13年の火災発生状況については、27件と前年の31件と比べ少なくなっているものの、原因別では依然として放火(又は放火の疑い)が全体の55%を占めているとの報告。さらに、今年に入って既に6件もの火災が発生していること、そのうち、消防団も出動する大規模火災が3件で死者が1人、原因別ではコンロの不始末2件、放火2件、不明2件となっていることも示されました。救急では、13年出動件数3590件、搬送人数3119人で前年を上回る過去最高となっていること、特に高齢者の救急要請が急増していること等が示され、日常的な見守りの重要性等の意見が交わされました。

3月1日〜7日で行われる火災予防運動については、重点目標や蕨市での実施内容などが示されました。

大きな火災が続いていることに関連して、説明を求め意見が交わされる場面も多く、委員として出席した鈴木智議員も、密集地域の消火活動での訓練や計画、装備について、火災が続く中で行われる火災予防運動の重要性や取り組み等について質問。火災に際して地域から寄せられた声を紹介し、家庭で火災予防を意識化するための学校との協力強化等を提案しました。