日本共産党蕨市議団

【６月市議会】総務常任委員会報告 - 市会議員　鈴木さとし

５日、総務常任員会が開催されました。

はじめに審議されたのは陳情５号「集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を行わないよう国に意見書の提出を求める陳情」。これは蕨市平和を守る会が提出したもので、歴代の政府や内閣法制局長官が「許されない」としてきたことなどを指摘し「日本の『自衛』とは無関係で、なおかつ海外で戦争する国となる集団的自衛権行使を容認する憲法解釈の見直しは行わないよう強く国へ要望する」という内容です。

これに対し、日本共産党市議団として賛成の立場から討論。国民の思いを無視して一内閣の勝手な判断で憲法解釈を変更することは立憲主義の否定であり許されないこと、集団的自衛権を行使すれば自衛隊は「海外で戦争する軍隊」になってしまい憲法９条に反して許されないこと、これまで集団的自衛権は大国が中小国に攻め込む口実となってきたこと、こうした活動に日本が参加すれば日本が「殺し殺される」関係に身を置くことになり「戦争しない国」としての信頼を投げ捨てることにもつながること、日本が行うべきは「戦争しない国」として国際社会で積極的な役割を果たすこと等の見解を表明し、同陳情を採択すべきことを訴えました。

その後、反対の立場からの討論はないまま採決に入り、日本共産党と民主党が賛成したものの、新生会の３人は理由を示さないまま反対。結果は賛成少数となりました（公明党は委員長のため採決には加わらない）。

続いて、一般会計補正予算案と、市税条例の一部を改正する条例、蕨市火災条例の一部を改正する条例等４件の条例案について審議を行い、それぞれ全ての会派が賛成しました。