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【6月市議会】環境福祉経済常任委員会報告 - 障がい者の入所施設の陳情は全員賛成 - 市会議員 志村 しげる・やまわき紀子

環境福祉経済常任委員会(山脇紀子委員長)は6日に開催され、請願・陳情2件、一般会計補正予算のうち民生費について、専決処分の承認を求めることについて、の合計4件を審議しました。

「介護保険要支援者への保険給付を継続するよう国に意見書の提出を求める請願」については志村議員が、「訪問・通所サービスを介護保険予防給付からはずすことは、要支援者が適切なサービスを受けることができなくなる恐れが高く、要支援者の重症化をもたらすことが心配されるので、日本共産党蕨市議団は、本請願に賛成する」と討論しました。採決では、賛成が日本共産党と無所属議員、反対が新生会と公明党でした。

「障がい者の暮らしの場、特に入所施設についての陳情」(蕨市に対して、長期的な観点に立って入所施設設置について検討を求める内容)については志村議員が賛成討論(日本共産党蕨市議団のホームページに討論全文を掲載)を行い、採決では全員が賛成しました。

一般会計補正予算では、来年4月に開園を予定している保育園への補助金についてと、待機児童数(0歳9人、1歳21人、2歳8人、3歳9人)以上に年齢別定員が増える(0歳14人、1歳32人、2歳32人、3歳32人)のに待機児童が解消できない理由等について、志村議員が質疑しました。答弁の要旨は次の通りです。

▼(仮称)ニチイキッズ蕨きたまち保育園への賃借料補助金は、保育園を経営する法人が建物所有者に賃借料をまとめて払えば、補助対象額の上限の4100万円(補助金はその4分の3)までが認められる。毎年度補助金申請をすることも可能だが、来年度以降は国の制度が残っているか分からないので、一括払いを認めている。

▼同園への整備費補助金は施設整備費や備品購入費が対象になるが、対象となる金額の上限が2700万円(補助金はその4分の3)となっている(ニチイは、施設整備等に総額9千万円かかると言っている)。

▼入園を希望して入園できなかった児童(不承諾者)は158人いたが、待機児童は4月時点で47人になった。待機児童として数えない事由別人数は、家庭保育室などを利用が71人、特定の保育所のみを希望が41人、産休・育休明けの入所を希望が11人(複数の事由に該当する児童がいる)。

▼待機児童がなくならないと考える理由は、入園希望者が増える可能性があるのと、待機児童が来年度に優先的に入園できるのではなく、現在家庭保育室などに入っている児童が入園する場合もあるため。

専決処分の承認を求める議案は、国保税を4割軽減する世帯の所得基準を、法律改正に伴って拡大したというものであり、新たに700世帯が4割軽減の対象になるとの説明でした。

市長提出議案2件については、全員が賛成しました。