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【戸田競艇組合議会】戸田競艇組合議会臨時議会報告 - 市会議員 やまわき紀子・鈴木 さとし

8月26日、戸田競艇組合議会臨時会が開催されました。この日、審議された議案は補正予算案1件。9月1日付で組合事務局の事実上のトップとして、新たに非常勤特別職の管理者補佐を採用することに伴う報酬等404万9千円(7か月分)を計上する内容です。

総務常任委員会の審議で、日本共産党の鈴木委員などから、事務方のトップを入れ替えてまで管理者が行おうとしている、「改革」の方向性などについて質疑が相次ぎました。答弁では、内部の改革では限界があるため「外部の空気」を入れる必要があるなどの答弁の他、神保管理者(戸田市長)からは、競艇組合の経営状況について危機感を年々深めていること、外部から人を入れることで新しいビジネスモデルの構築などが期待できること、管理者補佐として事務方トップとすることで改革の実行が期待できること、採用する人材は浦和競馬の改革に携わるなど経験・実績のある人であることなどが示されました。しかし、異例の人事と予算補正を伴う人件費の支出をしてまで行う、改革の具体的な内容などについての明確な答弁はありませんでした。

その後、委員会で日本共産党は、議会へのより明確な説明と慎重な審議が必要とし継続審査を要求したものの賛成少数で否決されたため、採決では反対を表明。しかし、委員会、本会議でも議案に賛成する議員が多数となり、補正予算は可決されました。

今後の戸田競艇組合の運営や改革についての検討などについては、一層注視していくことが必要です。