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【9月市議会】新制度に基づく保育所等の施設の運営基準を定める条例に質疑 ‐ 市会議員 やまわき紀子

 子ども・子育て支援新制度に伴い、認定こども園、幼稚園、保育所、地域型保育について、事業者が適正な運営を行っているかを蕨市が確認するため、運営基準を定める条例制定が必要となります。
 質疑の概要は以下の通り。
【質】企業参入が拡大する恐れがあり、企業経営の保育所では多くの問題が指摘されているが、蕨市においてはそのような問題がでないよう指導・監督していくべきと考えるがどうか。
【答】不適切な経理などがなされることがないよう指導監督の方法等について検討していきたい。
【質】保育料や地域型保育の利用料はどのように設定されるのか。
【答】これまでの所得税額による階層区分から市民税額による階層区分へとなる。国の基準に従い、認可保育園と地域型保育で、保育料は同様とする予定である。
【質】保育所と小規模保育との利用調整のしくみはどうか。両方に入れなかった場合、待機児童になるか。
【答】小規模保育も含めた利用調整を市が行うことになる。待機児童とみなされるが、厚労省が待機児童の定義の見直しについても検討している。
【質】上乗せ徴収や実費徴収が容認されてしまうが、保育格差や保護者負担が増大しないよう考えるべき。
【答】制度として容認されるが、過剰な負担の増大は抑制されていく。
【質】公定価格については認可保育園において現行との差は生じるか。小規模保育においては違いがあるか。【答】現時点の国の検討では、認可保育園は現状より拡充となり、小規模保育事業は水準に応じて差がつくような案が示されている。
【質】市内幼稚園の、新制度への移行状況はどうか。
【答】各園とも4月の移行については慎重な考えと聞く。